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幾何公差(幾何交差)は、機械部品の形状・姿勢・位置・振れを規定するための寸法管理方法です。JIS(日本産業規格)では、以下のように分類されます。
1. 形状公差(Form Tolerance)
対象の形状そのものの精度を保証するための公差。
1-1. 真直度(Straightness) ⎯
記号:⬌
真直度は、直線状の要素が理想的な直線からどれだけずれているかを表します。軸やレール、ガイドなどの部品に重要で、JIS B 0621 に規定されています。例えば、シャフトの曲がりを許容範囲内に収めるために使用されます。
1-2. 平面度(Flatness) ⎯
記号:⬜
平面度は、平面が理想的な平面からどの程度ずれているかを示す幾何公差です。加工面の品質を確保するために不可欠であり、精密部品や基準面の平滑性を管理するために適用されます。
1-3. 円筒度(Cylindricity) ⎯
記号:⭕
円筒度は、円筒形状が理想的な円筒からどれだけずれているかを表します。シャフトやベアリング部品に用いられ、360度全方向の一貫した精度を保証することが目的です。
1-4. 真円度(Roundness) ⎯
記号:◎
真円度は、円形の要素が理想的な円からどれほどずれているかを示します。ベアリングの内径・外径、ギアの歯形などに適用され、均一な回転精度を確保するために重要です。
2. 姿勢公差(Orientation Tolerance)
対象の形状の傾きや方向を制御するための公差。
2-1. 直角度(Perpendicularity) ⟂
記号:⟂
直角度は、指定された基準面や基準線に対して、90度の角度を維持しているかを示します。ボルト穴、フレーム、ブラケットなどの正確な取り付けを必要とする部品に適用されます。
2-2. 平行度(Parallelism) ‖
記号:‖
平行度は、2つの面や線が互いに平行であることを保証する幾何公差です。摺動部品や板金加工部品などに適用され、均一な間隔を維持するために重要です。
2-3. 傾斜度(Angularity) ∠
記号:∠
傾斜度は、指定された基準面に対して、特定の角度が正確に維持されていることを保証する公差です。カムや斜めに取り付ける部品などに適用されます。
3. 位置公差(Location Tolerance)
穴や軸などの位置の精度を保証するための公差。
3-1. 位置度(Position) ⊕
記号:⊕
位置度は、穴やボス、溝などの位置が理想的な位置からどれだけずれているかを示す公差です。JIS規格に基づき、組み立て精度を保証するために重要な要素となります。
3-2. 同心度(Concentricity) ◎
記号:◎
同心度は、異なる円形要素が共通の中心軸に対してどの程度一致しているかを示します。ベアリングやシャフトなど、回転部品のバランスを確保するために用いられます。
3-3. 対称度(Symmetry) ⧏⧐
記号:⧏⧐
対称度は、指定された基準軸や基準面に対して、対象形状がどの程度対称になっているかを示す公差です。特に光学部品や成形部品などに使用されます。
4. 振れ公差(Runout Tolerance)
回転体の精度を確保するための公差。
4-1. 円周振れ(Circular Runout) ⟳
記号:⟳
円周振れは、回転する部品が、1回転する間にどの程度振動するかを示します。軸やローラー、ベアリングの精度管理に重要であり、回転精度の向上に寄与します。
4-2. 全振れ(Total Runout) ⟲
記号:⟲
全振れは、部品の回転軸に対して、全体の形状がどれだけ振れるかを示す公差です。例えば、歯車や円盤状の部品に適用され、全体の平衡性を確保します。
JIS幾何公差の重要性
幾何公差は、加工精度の向上、製造コスト削減、部品の互換性向上など、製造業において欠かせない要素です。JIS B 0621 に基づく適切な幾何公差の設定により、製品品質の向上や組み立て性の向上が実現できます。
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| 会社名 |
株式会社 シンセイ (かぶしきかいしゃ しんせい) |
エミダス会員番号 | 84510 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 滋賀県 彦根市 |
| 電話番号 | 0749-23-0172 | FAX番号 | 0749-26-2206 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 45人 | 担当者 | 古川達弥 |
| 産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 産業用機械 | ||
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