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株式会社ティーエイチエーは製造現場の課題解決をテーマにした情報発信をします。
他記事で【窒素】の紹介をしました
窒素とは?──空気の中に隠れていた、便利で安全な“もうひとつの選択肢”
https://ja.nc-net.or.jp/company/83727/product/detail/271782/
工場に窒素を導入しようとするとき、あるいは既存の調達方法を見直すとき、多くの現場責任者が最初にぶつかる壁があります。
「結局、うちの工場にはどの供給方式が一番合っているのか?」
窒素の調達方法は、下の記事でも記載しましたが
【責任者必読】窒素は「買う」か「作る」か? 3つの調達方式
https://ja.nc-net.or.jp/company/83727/product/detail/272240/
大きく分けて
「ボンベ・ローリーで購入する(深冷分離)」
「PSA方式の発生器で作る」
「膜分離方式の発生器で作る」の3つです。
それぞれの仕組みを理解していても、いざ自社に当てはめるとなると、純度・使用量・設置スペースなど、検討すべき要素が多くて迷ってしまうのも無理はありません。
今回は、工場責任者が後悔しない選択をするための「3つの供給方式・選定ガイド」を分かりやすく解説します。
◆選定を左右する「4つのチェックポイント」
まず、自社の現場環境について以下の4要素を整理することから始まります。
①必要な純度: 99.999%以上(超高純度)が必要か、99%〜99.9%(中~高純度)で十分か?
②使用量とパターン: 毎日使うのか、必要なときだけスポットで使うのか?またどれくらいの流量が必要なのか(L/min)
③設置スペースと設備: 発生器やコンプレッサーを置く場所、電源・配管はあるか?
④現場の運用負荷: ボンベ交換や安全管理(管理者の任命も必要)、容器搬入の手間を許容できるか?
この4要素を踏まえた上で、各方式がどんな工場に向いているのかを見ていきましょう。
1. 【高圧ボンベ・液体窒素タンク】に向いている工場
──「超高純度」か「極端な大量消費」が必要な現場
ガスメーカーから配送してもらう従来のスタイルです。
選ぶべき現場の条件:
・99.999%(ファイブナイン)以上の絶対的な超高純度が求められるライン(半導体・先端電子部品など)
・発生器の初期投資を抑え、まずは少量・短期間だけ試験的に使いたい場合
・敷地が広大で、ローリー車から液体窒素(CEタンク)へ補給できる超大量消費工場
注意点・デメリット:
・月々のガス代に加え、配送費や容器レンタル料がかかる(ランニングコストが高め)
・ボンベの定期手配・受取・重い容器の交換作業が発生する
・高圧容器や極低温(液体窒素)を扱うための安全管理・エリア確保が必須
・SDGsの課題
窒素 × SDGs ── 製造業が窒素で持続可能に近づく理由
https://ja.nc-net.or.jp/company/83727/product/detail/272132/
2. 【PSA方式(窒素発生器)】に向いている工場
── 中〜大規模ラインで「ランニングコストと手間」を削減したい現場
周辺の空気から、吸着剤を使って高純度窒素を自社生産する方式です。
選ぶべき現場の条件:
・純度99.9%〜99.99%程度の高品質な窒素を、日常的にしっかり使いたいライン
・「はんだ付け」「熱処理」「食品防腐」など、継続的な使用工程がある
・ボンベの配送費や手配作業、容器交換の手間・人件費をカットしたい
(高圧ボンベ・液体窒素タンクからの転換)
注意点・デメリット:
・発生器やコンプレッサーを設置する必要があり初期導入費用(イニシャルコスト)がかかる
・吸着剤を切り替える必要があり、定期的なメンテナンスは必要
3. 【膜分離方式(窒素発生器)】に向いている工場
──「省スペース」や「手軽さ・装置組込み」を最優先したい現場
特殊な膜フィルターを通し、透過速度の違いで窒素を回収する方式です。
選ぶべき現場の条件:
・設置スペースが非常に限られている(据え置き型の大きな機器が置けない)
・純度は95%〜99.99%程度(酸素がわずかに残っても問題ない用途)で十分な場合
「個別の窒素充填」「試作ライン」「防爆目的の局所パージ」など
・シンプルな構造を求む(可動部がほぼない)
・メンテナンスをなくしたい
注意点・デメリット:
・PSA方式に比べると、超高純度(99.99%以上)や大流量の窒素を作るのには不向き
まとめ:
自社の「求める条件」を整理することが失敗しない第一歩
「どの調達方式が一番良いか」という絶対的な答えはありません。
大切なのは「自社の製造ラインが求める純度・使用量・予算」と「各方式の強み」を正しくマッチングさせることです。
・純度重視・超大量消費・お試し利用 ➔ ボンベ/ローリー
・コスパ・品質・手間の削減を両立 ➔ PSA方式
・省スペース・手軽さ・装置組込み ➔ 膜分離方式
新規導入や見直しを検討される際は、まず「自社の現場で必要な純度と流量」をスペックとして算出してください。条件や設置での相談も承ります。
窒素の特徴について視点を変えてまとめてます
「窒素」の知られざる5つの基本特徴 -窒素のウラ側
https://ja.nc-net.or.jp/company/83727/product/detail/271841/
【続・窒素の危険性】気体は酸欠,では液体は? 液体窒素に潜む「破裂と凍傷」のリスク
https://ja.nc-net.or.jp/company/83727/product/detail/271984/
窒素発生器 メンブレン VS PSA 方式
https://ja.nc-net.or.jp/company/83727/product/detail/273095/
【責任者向け】窒素発生器を導入するメリットとは? 自社に合う選び方
https://ja.nc-net.or.jp/company/83727/product/detail/273272/
◆ティーエイチエーの取り組み
製造現場では、トラブルが突然起きるわけではありません。
その前には必ず、小さな違和感やわずかな変動が存在しています。
しかし多くの場合、記録されず、気づかれず、やがて品質ばらつきとして表面化します。
ティーエイチエーは、この“兆し”を見逃さない会社です。
圧入荷重の波形、ストロークの癖、環境の揺らぎ、粉塵や湿度の影響──
現場で起きる微細な変化を装置とデータで可視化し、改善へつなげる技術情報として整理します。
窒素による環境安定化など、装置の外側にある課題にも踏み込み、現場のストーリーを読み解きながら、確かな品質と安定した工程を実現するための提案を行います。
【企業情報】
株式会社ティーエイチエー
所在地:〒444-0843
愛知県岡崎市江口二丁目5番地4
TEL:0564-53-4052
FAX:0564-53-8024
| 会社名 |
株式会社 ティーエイチエー (てぃーえいちえー) |
エミダス会員番号 | 83727 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 岡崎市 |
| 電話番号 | ログインをすると表示されます | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 10人 | 担当者 | 新富 孝志 |
| 産業分類 | 治工具 / 測定機械 / 産業用機械 | ||
| 主要取引先 |
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