「外観検査」と「リーク検査」は混同されがちですが、目的・検出対象・手法がまったく異なります。以下に違いを整理してみました。

目視や外観検査は製造現場で広く使われている基本的な検査手法ですが、実は“見えない漏れ”のような微細な不良を見逃すリスクが高く、品質保証の観点からはリーク検査の手法もとられており、同じ製品でも検査の目的が違ってきます。

一般的には
外観検査は“見た目の品質”を保証するための検査とされ、製品の第一印象や外観上の不良を見つけるのに適しており、
一方、リーク検査は“機能的な品質”を保証するための検査であり、見た目ではわからない不良を検出すると分けられます。
例えば、自動車部品では
外観検査 → 表面のキズや変形、異物付着を確認（見た目の問題）
リーク検査 → 微細な穴や接合部の漏れを確認（機能の問題）
と分けられます。
外観上は完璧でも、内部に微細なクラックがあれば、ガスや液体が漏れて事故につながるというケースも考えられます。
　
違いをまとめてみました。
🔍 外観検査 vs リーク検査：決定的な違い
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| 外観検査 | リーク検査 |
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| 🧠 見た目重視 | 🧪 機能・性能重視 |
| - 表面のキズ | - シールの不良 |
| - 汚れ、変形 | - 微細なクラック |
| - 色ムラ、異物混入 | - ピンホール |
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| 🔍 目視・画像検査 | 📈 差圧・流量・ヘリウム検査 |
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| 👁️ 目に見える不良 | 👻 目に見えない不良 |
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| 🧮 判定：主観・定量 | 📊 判定：定量 |
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共通点としては「どちらも品質保証に欠かせない最終防衛ライン」であることです。

株式会社ティーエイチエーは「外観検査装置」　もしくは　「漏れ試験装置」だけでなく
それぞれに合わせた検査方法が提案可能です。またそれに準じた治具などの設計製作をしております。お気軽に問い合わせ下さい。

◆ティーエイチエーの取り組み
株式会社ティーエイチエーは、自社製作による外観検査装置や性能試験装置を通じて、製造現場の品質安定と工程最適化に貢献しています。作業者ごとにばらつきが出やすい検査工程では、画像処理による自動判定を活用し、基準の明確化と全数検査を実現。加えて、圧入時の荷重やストロークの可視化とトレース管理により、組立品質の均一化と不良率の低減をサポートしています。これらの設備は、手作業から省力化へ、さらに省人化へと移行する段階において、工程分析と効果検証の重要な役割を果たします。検査と品質向上におけるティーエイチエーの技術とノウハウは、自動化を成功へと導くための確かな基盤となります。

【企業情報】
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