導入メリット/技術区分 : 新素材対応 新素材開発 粉末冶金 部材の結合 高機能科学合成
六ホウ化ランタン(LaB6)の焼結体を作ってみる。の続々(ゾクゾク)編です。
前回の4mm程度のLaB6をガリガリ削って磨いてみました!の続きですが、悲しいことに掲載後実験室に放置していると崩壊。また振り出しです。
色々と見直しをしてみました。原料の状態や焼結条件・・・等々。
10mm程度の焼結体をつくることに成功しました!しかも今回作製したものは前回のものと比べ物にならないぐらい硬いんです(カッチカチです)。サンドペーパーや研磨機如きでは傷一つつきません!
上司に「全く磨けないんですけど。どうしましょうか?」と尋ねると奥の手があるとのこと。実験室に連れられていくと出てきたのが「ダイヤモンド粉末を混ぜた磨き液!」
なんとリッチな。私の実験なんぞにこんな高価なものを使ってよかったのでしょうか。
この高級磨き粉を使うとピカピカに磨けました!
磨いている途中に落っことしたりしても大丈夫だったので、満を持して切削加工した後が下の画像で崩れずに削れました。現在試作品を評価中で、電子が無事に出ることを祈っています。
せっかく作れるようになったので、今後は用途を見つけて行かねばなりません。LaB6とは関係ありませんが「ダイヤモンドとダイアモンド」書くとき、どっちだっけ?と思った事はありませんか? 私は子供のころから迷います(笑)
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