建設機械部品
建設機械向け部品では、寸法の安定性と組み付け精度が製品品質を大きく左右します。特にブラケット部品のような溶接構造品では、穴位置や形状のズレが後工程や現場作業に影響を及ぼします。SS400を用いた建設機械用ブラケット部品では、完品溶接を前提とした製缶板金加工により、後加工を極力必要としない安定した品質を実現しています。
【SS400製 建設機械用ブラケット部品の概要】
本製品は、建設機械に使用されるSS400製のブラケット部品です。板厚は2.3mmおよび3.2mmで、完成時の寸法は180×180×180mmとなっています。複数部品を組み合わせた構造で、全体は7点の部品から構成されています。
各部品には異形状の穴加工が含まれており、穴位置やサイズには厳密な指定があります。これらの精度を確保するため、加工工程の設計段階から完品溶接を前提とした対応を行っています。
【採用している加工方法】
本ブラケット部品では、以下の加工方法を組み合わせて製作しています。
・レーザー切断
SS400材をレーザー切断することで、外形形状だけでなく異形状の穴加工にも対応しています。切断精度を安定させることで、後工程の曲げや溶接時の位置ズレを抑えています。
・曲げ加工
切断後の部品は曲げ加工を施し、立体的な形状を形成します。曲げ精度を確保することで、組み立て時の仮付け調整を最小限にしています。
・ガスシールド溶接
組み立て工程ではガスシールド溶接を採用しています。SS400の特性を考慮した条件設定により、強度と安定性を両立しています。
【完品溶接とは】
完品溶接とは、溶接後に機械加工で精度を出す従来の方法とは異なり、溶接前の段階で部品ごとに必要な精度を確保したうえで溶接を行う加工手法です。
〈従来工法との違い〉
・従来工法
溶接後に穴位置や寸法を機械加工で調整
工程が増え、コストや納期に影響しやすい
・完品溶接
溶接前に部品単位で精度出しを実施
溶接後の追加工を最小限に抑制
この方法により、複雑な溶接構造品であっても、設計通りの精度を安定して確保しやすくなります。
【7部品構成でも精度を保つ理由】
本製品は7点の部品で構成されており、溶接点が多いことから歪みやズレが発生しやすい構造です。完品溶接を前提にした工程設計により、各部品の加工精度を揃えた状態で組み立てを行っています。
・部品ごとに穴位置と寸法精度を事前に確保
・仮付け時の調整工数を削減
・溶接後の修正作業を抑制
これにより、複数部品構成であっても、完成品としての寸法安定性を維持しています。
【建設機械部品に求められる品質への対応】
建設機械用ブラケット部品は、振動や繰り返し荷重が加わる環境で使用されます。そのため、溶接強度だけでなく、穴位置精度や組み付け精度が重要です。完品溶接による製缶板金加工は、こうした要求に対応しやすい手法といえます。
SS400は汎用性の高い材料ですが、加工精度のばらつきが出やすい側面もあります。レーザー切断、曲げ、溶接を一貫して管理することで、品質の安定化につなげています。
【まとめ】
SS400製の建設機械用ブラケット部品では、完品溶接を採用することで、後加工を前提としない効率的な製缶板金加工が可能となります。複数部品で構成される溶接構造品においても、穴位置精度や寸法精度を安定して確保できる点が特長です。
建設機械向けのブラケット部品や、精度が求められる溶接構造品の加工において、工程設計そのものが品質を左右します。完品溶接を活用した加工事例として、検討時の参考になります。
【お問い合わせ先】
株式会社岩本鉄工所
石川県小松市吉竹町タ33番地
TEL:0761-22-1486
FAX:0761-21-7701
URL:https://www.tk-iwa.jp/
溶接板金加工.com:https://yousetsubankinkakou.com/
| 会社名 |
株式会社 岩本鉄工所 (いわもとてっこうしょ) |
エミダス会員番号 | 79122 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 石川県 小松市 |
| 電話番号 | 0761-22-1486 | FAX番号 | 0761-21-7701 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 48,100 万円 |
| 社員数 | 35人 | 担当者 | 岩本 純一 |
| 産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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