工作機械
工作機械に使用されるカバー部品は、機械内部の機構を保護しつつ、精密な調整機構を維持するための高精度な加工が求められます。今回は、SPHC(鉄)製・板厚6.0mmのカバー部品に対して、レーザー切断による長穴加工を行った事例をご紹介します。本製品では、機械加工を用いずに、短時間で高い寸法精度を確保する加工方法を採用しています。
【製品概要】
・製品名:カバー部品
・素材:SPHC(鉄)
・板厚:6.0mm
・業界:工作機械
・加工方法:レーザー切断
・寸法:320×28mm
本製品は、工作機械の外装部に取り付けられるカバーで、内部のセンサーや機構部を保護しつつ、調整作業ができるように設計されています。写真製品部に設けた長穴はセンサー調節用のスロットであり、わずか60秒程度でレーザー加工が完了します。従来の機械加工に比べ、加工時間を大幅に短縮しつつ、高精度な仕上がりを実現しました。
【レーザー切断による加工の特徴】
レーザー切断は、非接触で金属を切断するため、バリの発生が少なく、熱変形も抑えられる加工方法です。特にSPHC材のような鉄系材料では、安定した切断品質が得られるため、後工程の仕上げや修正をほとんど必要としません。
・長穴や曲線など、複雑形状の加工に対応可能
・短時間で連続加工が可能なため、量産にも適用可能
・切断面の精度が高く、追加の機械加工が不要
・加工時の熱影響が少ないため、寸法安定性に優れる
岩本鉄工所では、トルンプ製の高出力ディスクレーザー加工機を導入しており、厚板・中厚板の切断にも対応しています。板厚6mm程度の鉄材であれば、60秒前後の加工時間で、精密な形状を再現できます。
【加工精度と品質管理】
カバー部品は、他部品との取付位置精度が求められるため、長穴や取付穴の寸法精度が重要です。弊社では、切断前にCADデータ上で干渉・寸法誤差をシミュレーションし、最適な加工条件を設定しています。また、切断後には実測検査を行い、要求公差内での安定した品質を保証しています。
・位置精度:±0.1mm以内
・長穴の幅公差:±0.05mm
・表面粗さ:Ra3.2相当
このように、レーザー切断による高精度加工を行うことで、機械加工を省略しながらも同等以上の精度を確保することが可能です。
【機械加工からの工法転換によるメリット】
従来はフライス加工やエンドミル加工で行っていた長穴加工をレーザー切断に切り替えることで、以下のような効果が得られます。
・加工時間を約1/5に短縮(60秒で加工可能)
・刃具の摩耗や交換が不要で、安定した品質を維持
・段取り時間の削減により、小ロットでも効率的な生産が可能
・材料ロスを最小限に抑え、コストダウンを実現
このような工法転換提案は、量産部品の生産性向上や試作開発段階でのコスト削減に特に有効です。
【岩本鉄工所の対応範囲】
弊社では、レーザー切断をはじめとした板金加工・製缶加工を一貫して対応しています。鉄・ステンレス・アルミなど幅広い材質に対応可能で、単品から量産まで柔軟に対応いたします。
・対応板厚:1.0mm~25mm
・対応サイズ:最大1000×2000mm程度まで
・主な加工:レーザー切断、曲げ、溶接、機械加工、塗装
・対応業界:建設機械、産業機械、特殊車両、工作機械など
また、治具や専用部品の製作にも対応しており、設計データがなくてもポンチ絵やサンプルから再現加工が可能です。
【まとめ】
今回ご紹介したカバー部品は、SPHC材のレーザー切断により、短時間かつ高精度な加工を実現した事例です。機械加工からの工法転換により、コストダウン・納期短縮・安定品質を実現しました。
岩本鉄工所では、レーザー切断技術を活用し、お客様のニーズに合わせた最適な加工方法をご提案いたします。工作機械・建設機械部品などで精密板金加工にお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】
株式会社岩本鉄工所
石川県小松市吉竹町タ33番地
TEL:0761-22-1486
FAX:0761-21-7701
URL:https://www.tk-iwa.jp/
溶接板金加工.com:https://yousetsubankinkakou.com/
| 会社名 |
株式会社 岩本鉄工所 (いわもとてっこうしょ) |
エミダス会員番号 | 79122 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 石川県 小松市 |
| 電話番号 | 0761-22-1486 | FAX番号 | 0761-21-7701 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 48,100 万円 |
| 社員数 | 35人 | 担当者 | 岩本 純一 |
| 産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 輸送機器 | ||
| 主要取引先 |
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