【【 専門用語解説 】切削油とは？工場の加工精度を支える潤滑・冷却の基礎知識】

▼△ 切削油とは？
切削油は、金属加工の現場で精度と効率を支える重要な潤滑油です。
機械加工において600～1000℃にも達する熱や摩擦から工具を守り、高品質な製品づくりを可能にしています。

▼△ 切削油の役割
金属加工において切削油は、以下の3つの重要な役割があります。

①冷却効果
工具と加工物の間で発生する高温の熱を効率的に吸収・除去します。
・加工物の寸法精度を維持
・工具の寿命を大幅に延長
・安定した加工品質を実現

②潤滑効果
金属同士の接触面の摩擦を軽減し、スムーズな加工を実現します
・工具の摩耗を最小限に抑制
・切削抵抗を低減し作業効率を向上
・加工面の品質を向上

③洗浄効果

加工時に発生する切りくずを確実に除去します
・切りくず付着による不良を防止
・工具の破損リスクを低減
・安定した加工精度を維持

▼△ 切削油の種類と用途
製造現場では、加工内容に応じて2種類の切削油を使い分けています。

①水溶性切削油
・優れた冷却性能で高速加工に最適
・環境負荷が少なく経済的
・マシニングセンタなどの一般加工で使用

②不水溶性切削油
・高い潤滑性能で精密加工に適合
・優れた表面仕上げ品質を実現
・深穴加工や精密部品加工で活躍


★今回は切削油について解説いたしました。
製造業と油は切っても切れない関係の感じがありますよね。
日常でも処理が大変な油ですが、実は環境問題にも大きな影響を与えてたりします。
最近は環境に配慮した切削油などがたくさん販売されていますので、そういったのも視野に入れて製造にかかわっていきたいですね。

澤川鍛造工業ではほかにも業界用語について詳しく解説した記事を用意しています！
https://ja.nc-net.or.jp/company/79101/product/detail/236297/
ぜひ製品情報と合わせてご覧ください。


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澤川鍛造工業では、旋削・切削加工および研削加工のプロフェッショナルとして、高精度な加工品の製造をさせていただいております。
また、材料や鍛造、表面処理など、様々な技術をもった優秀なパートナー企業とのネットワークも、弊社の強みの一つでございます。
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