【切粉とは？キリコ？　製造業における切りくずについて解説】

切削加工において、避けては通れない問題の一つに「キリコ」、つまり切粉の処理があります。
切粉が適切に排出されない場合、加工不良や工具の摩耗を引き起こし、生産効率や製品品質に悪影響を及ぼすことがあります。
そのため、切粉対策は製造業において非常に重要になってきます。

▼△ キリコ（切粉）とは？
「キリコ」とは、切削加工の過程で発生する金属の切りくずを指し、正式な呼称は特に定められていません。
地域や業界によっては「ダライ粉」と呼ばれることもあります。
形状は加工条件によってさまざまで、細かい粉状のものから長く巻きついた螺旋状のものまで、多岐にわたります。
これらの違いは、加工する素材や工具、加工条件の影響を受けます。

切粉の形状は、単なる副産物ではなく、加工全体の効率や品質にも大きな影響を与えることが少なくありません。
適切に管理しなければ、トラブルの原因にもなり得ます。

▼△ 切粉を制する者は加工を制する？
製造業では「切粉を制する者は加工を制する」という格言があるほど、切粉は無視できない存在です。
わずかに加工条件を変えたり、工具（チップ）の材質を変更したりすることで、切粉の形状は大きく変わります。
この切粉の扱いは、一朝一夕で身につけられるものではなく、熟練の技術者でも常に最適解を模索し続けています。

詳しい解説をするには、多岐にわたる要因を考慮する必要があるため、今回は割愛いたしますが、切粉の排出方法や切削条件の選定には多くのノウハウが求められます。

▼△ 弊社の取り組み
弊社では、長年培ってきた技術力に加え、常に最新の知識を取り入れることで、市場の変化に迅速に対応しています。切粉処理に関しても、効率的な切削を実現するため、技術の進化と共に最適な解を導き出しています。
その結果、コスト削減や製品品質の向上につながり、お客様に大きなメリットを還元できる体制を整えています。

★今回は切粉について解説いたしました。
切粉はほんとに鋭利なので、取扱注意です。
またふとした反動で飛んできたりして、保護メガネを着用していないと眼球に付着する場合もあります。加工直後の切粉は熱を持っていて、熱で焼き付くそうです・・・恐ろしいですね。
澤川鍛造工業ではほかにも業界用語について詳しく解説した記事を用意しています！
https://ja.nc-net.or.jp/company/79101/product/detail/236297/
ぜひ製品情報と合わせてご覧ください。


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【澤川鍛造工業で出来る事】

澤川鍛造工業では、旋削・切削加工および研削加工のプロフェッショナルとして、高精度な加工品の製造をさせていただいております。
また、材料や鍛造、表面処理など、様々な技術をもった優秀なパートナー企業とのネットワークも、弊社の強みの一つでございます。
私たちのネットワークを活かし、お客様の課題をワンストップで解決させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
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