ボールベアリングは、軸にはめるときとプレートにはめるときで違うコツを必要とします。
中間ばね事例ですが、公差の範囲内にありつつも相性によってどうにもならず、ましてや立体構造物に挿入する場合はプレス機器等を使うことが出来ません。

画像右
内径に圧のかかる軸へのはめ込み。
治具は筒状で、軸への負荷がかかる内輪を押し込むイメージ。

画像左
外周に圧のかかるプレートへのはめ込み。
こちらも治具は筒状で、ベアリングの外輪に当たる寸法の治具を使用します。

片手で治具を握り、もう片方の手に持ったプラスチックハンマーでコツコツと、全周が均等に差し込まれていくよう叩き込みます。
画像の左側にある治具のように、フランジ状の治具にしておくと、誤って手を叩いてしまうこともありません。

もちろんそれ以前に、はめあい公差設計の基本を守った設計と加工が必要なのは言うまでもありません！

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