自動車(量産)
OA機器
医療機器
○ 極小部品の加工は“見えない苦労”の連続
外径3mm以下の極小部品を、図面通りの寸法・形状で仕上げるのは容易ではありません。中でも1mm以下の部品などは、材料が細い分切削時の振動やたわみが生じやすく、ほんのわずかなズレが大きな精度誤差につながります。加工時には常に「変形との闘い」。微小な寸法変化に気づけるかどうかが、オペレーターの真価が問われる場面です。
このような小径部品の精密加工においては、設備だけでなく、治具設計や加工順の工夫、測定技術の高さもすべてが重要になります。
○ 小径・精密加工とは?
特にφ3mm以下の部品を対象とした高精度加工のことを指します。形状としては、シャフト、ピン、ボス、スリーブなどが中心で、医療機器や電子部品、自動車センサーなど、高精度が求められる用途で使われています。
○ 製品詳細
- 対応外径:φ0.3mm~φ3mm
- 対応素材:快削鋼(SUM)、真鍮(C3604,C3602,C6801)、アルミ(A5056,A2017,CB156)、ステンレス(SUS303,SUS304,)など
- 加工精度:寸法公差±0.01mm以下に対応、
- 加工方法:旋削、穴あけ、外周切削、端面仕上げ、バレル研磨など
○ 特長
- 超小径の加工に特化した設備と技術
- 難削材や薄肉形状にも対応
- 測定顕微鏡や画像寸法測定機による品質保証体制
- 少量試作から量産まで一貫対応可能
○ 使用例
- 医療用ガイドピン
- 精密機器用スリーブ、ブッシュ
- センサー用ケース、フィッティング部品
- カメラ部品、コンタクトピン
○ 加工方法
主にCNC旋盤を使用。長尺で細い素材には、専用治具で加工を進めることで変形を抑える。必要に応じてセンタレス研磨や遠心バレル研磨の仕上げも導している。、加工後にはルーペや顕微鏡を使った手仕上げによって、微細バリの除去や均一な面粗度の実現に貢献。細部の品質も確保している。
○ 取組み
小径加工はとにかくバラつきとの戦い。切削条件や工具摩耗によるわずかな影響も見逃さないため、加工データはすべて記録・管理し、常に安定した品質を維持できるよう努めている。社内で治具設計から手がけることで、加工精度だけでなく工程短縮やコスト抑制にもつなげている。
○ まとめ
小径・精密加工は、目に見えないレベルの精度を求められる分野です。一つ一つの部品に対し、熟練の技術と最適な段取りを組み合わせることで、はじめて安定した加工が実現します。ミクロン単位の精度を必要とする部品でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
◆企業情報
株式会社飛沢製作所
〒969-0401
福島県岩瀬郡鏡石町深内町46-31
TEL:0248-72-7201
FAX:0248-72-7203
ホームページ:https://www.tobisawa.co.jp/
会社名 |
株式会社 飛沢製作所 (とびさわせいさくしょ) |
エミダス会員番号 | 78862 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 福島県 岩瀬郡鏡石町 |
電話番号 | 0248-72-7201 | FAX番号 | 0248-72-7203 |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 50人 | 担当者 | 飛澤 徳幸 |
産業分類 | 産業用機械 / 通信機器 / 医療機器 |
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて