自動車(量産)
OA機器
医療機器
○ ローレット加工とは?
ローレット加工は、金属やプラスチックなどの表面に滑り止めのパターンを施す加工方法の一つです。一般的には「ナットの側面」や「工具の持ち手」など、手でつかむ部分に使われることが多く、見たことのある方も多いでしょう。
この加工には、大きく分けて「ローレット材からの加工」と「ローレットを施す加工」の二種類があります。
○ ローレット加工の方法
1. ローレット材からの加工
- すでにローレット模様が施された材料(ローレット材)を使用し、それを必要な形状へ加工する方法。
- 均一な模様を持つ部品を大量に作るのに適している。
- 高い精度が求められる製品にも対応可能。
2. ローレットを施す加工
- ワークの表面に直接ローレット加工を施し、模様を作る方法。
- 必要に応じて異なるパターンを選択できるため、カスタム対応が可能。
- 硬い材質や特殊形状にも対応しやすい。
- 外周全体への加工、一部分への部分加工のいずれにも対応可能。
○ ローレットの種類
ローレット加工には、パターンの違いによっていくつかの種類があります。用途や見た目の違いだけでなく、使用感にも影響を与えます。
1. アヤメ(クロスローレット)
- 斜め方向の溝が交差するように加工されたパターン。
- 滑り止め効果が高く、手でつかむ部分に多く使用される。
- 見た目も美しく、デザイン性が求められる製品にも適している。
2. タテメ(ストレートローレット)
- まっすぐな縦方向の溝が刻まれたパターン。
- 回転させる必要がある部品(ダイヤルやノブなど)に適している。
- 加工が比較的容易で、シンプルな機能性を求める場合に選ばれる。
○ ローレット加工の用途
ローレット加工は、主に以下のような用途で活躍します。
- 工具やハンドル部分: ドライバーやレンチなど、グリップ力が求められる工具の持ち手。
- 機械部品: 調整ネジやダイヤルなど、滑らずに操作できることが重要な部品。
- 電子機器のつまみ: オーディオ機器のボリュームノブやカメラのフォーカスリング。
- 日用品: ペンやライターの持ち手部分など、滑りにくさが求められるもの。
○ ローレット加工は当社にお任せください
当社では、ローレット材からの加工、そしてローレットを施す加工の両方に対応しており、お客様のニーズに合わせた最適な加工を提供しております。
アヤメやタテメといったパターンの選定はもちろん、材質や用途に応じた細かな調整にも対応。試作品から大量生産まで柔軟に対応可能です。
また、外周全体・一部分へのローレット加工、材料手配から試作、量産加工、精密ローレット加工まで一貫対応いたします。どのような加工が適しているかお悩みの方も、お気軽にご相談ください。
「滑りにくく、見た目も美しいローレット加工を施したい」「耐久性のある精密なローレット加工を依頼したい」そんなご要望がございましたら、ぜひ当社にご相談ください。
○ まとめ
ローレット加工は、身の回りのさまざまな製品に使われており、機能性とデザイン性を両立できる加工方法です。用途に応じて加工方法を選択することで、コストや仕上がりのバランスを最適化できます。また、アヤメやタテメなどのパターンの違いによって、使用感やデザイン性が変わるため、目的に応じた選択が重要です。どのような材料・形状にローレット加工を施すかによって、選ぶべき方法が異なるため、加工条件をよく検討することが大切です。
ローレット加工のご依頼やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
会社名 |
株式会社 飛沢製作所 (とびさわせいさくしょ) |
エミダス会員番号 | 78862 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 福島県 岩瀬郡鏡石町 |
電話番号 | 0248-72-7201 | FAX番号 | 0248-72-7203 |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 50人 | 担当者 | 飛澤 徳幸 |
産業分類 | 産業用機械 / 通信機器 / 医療機器 |
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて