制御盤や装置に使われるコントロールパネルの製作では、見た目の美しさだけでなく、印字の耐久性が大きな課題になる。特に過酷な環境で使用されるパネルには、剥がれや色あせが起こりにくい加工技術が求められる。そんな中で注目されているのが、LHコートPETフィルムとUV印刷の組み合わせだ。

◇LHコート対応コントロールパネルとは？
LHコートとは、表面にハードコート処理が施されたPETフィルムのこと。キズがつきにくく、透明性に優れた素材であり、操作パネルや表示プレートに最適。これにUV印刷を施すことで、高精細で長持ちするパネルが実現する。

◇製品詳細
素材：ハードコートPETフィルム（LHコート）
印刷方式：LED UV硬化インクジェット方式
印刷エリア：最大508×303mm
機種：ローランドディージー LEF20（立体素材への対応可）

◇特長
- 高耐候性と高耐擦過性を実現
- インクの密着性が高く、長期間使用でも色あせにくい
- 微細なデザインやグラデーション表現が可能
- 多言語・ピクトグラム対応も可能

◇使用例
- 医療機器や産業機械の操作パネル
- 計測器や制御装置の表示パネル
- 電気関連の配電盤や制御盤銘板

◇加工方法
UV印刷はLED方式で、フィルムに直接インクを吹き付け、その場で硬化。温度変化や湿度に強く、印字が擦れて消える心配が少ない。必要に応じてラミネート処理や裏面印刷にも対応しており、素材と印刷のマッチングに配慮した工程設計がなされている。

◇取組み
多言語対応の警告表示やピクトグラムのデータを豊富に保持し、国際規格や法令対応も考慮したデザイン提案が可能。また、1枚からの小ロット対応により、試作段階や多品種少量生産にも柔軟に応じる。

◇まとめ
操作パネルの印刷品質で悩んでいるなら、LHコートとUV印刷の組み合わせが有力な解決策。精密かつ美しい印字で、製品全体の信頼性を高めることができる。

◆企業情報
株式会社富山プレート

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