自動車(量産)
自動車電装品
熱処理・塗装設備
特徴① 冷間工具鋼を主軸に「硬さ」「変寸」「歪み」を調整
特徴② 素材が持つ特性を最大限に引き出す
特徴③ 経年変寸を従来比5~10分の1に抑制する新熱処理方法「LSP処理」
『 精密冷間金型材料に起こる“経年変寸”という現象 』
冷間ダイス鋼を用いた金型は、硬さを入れるために熱処理を施しますが、この作業によって金型の内部組織には、どうしても不安定な組織が残ってしまいます。
これは残留オーステナイトという組織で、時間の経過とともにマルテンサイト変態を起こし、これにより金型が徐々に膨張し変寸するのですが、この現象を“経年変寸”といい、お客様と熱処理技術者を困らせる要因となっています。
鋼材は主に自動車関連部品を製造する精密冷間金型になるため、高度な寸法が求められ、特に経年変寸については「数㎛以内に抑制」と要求が厳しく、その対策として熱処理工程でサブゼロ処理やクライオ処理、安定処理等を施しています。
昨今の精密冷間金型の最終仕上げは、ワイヤーカット加工を行うのが主流になりつつありますが、これは金型材の表面にワイヤーを使って高周波電流を放電スパークさせ、溶解、除去する仕上げ方法です。
山一ハガネでは、サブゼロ処理等を施した金型であってもワイヤーカット加工の影響で、製品表層部分が再加熱状態となり、結果、経年変寸が発生しやすくなることに着目し、その経年変寸を最小化する新しい熱処理「LSP処理」を開発しました。
『 特許技術「LSP処理」の開発で“動かない”金型の作成に成功 』
日本の山一ハガネ熱処理事業部では、お客様から「金型が動く」と問題視されていた変寸対策に取り組み、SLDと8%Cr材を対象に、焼入れ→焼戻し→安定処理→ワイヤーカット加工を実施。このテスト材にLSP処理を追加実施したものと処理なしのもの、それぞれの膨張量を、三次元測定機で300日間測定し続けました。
そして、経年変寸を最大2㎛に抑えることに成功し特許を取得。
精密冷間金型の長寿命化と製品歩留まりの向上に貢献。山一ハガネベトナムでも、LSP処理で“動かない金型”を提供いたします。
『 山一ハガネ熱処理センター 』
山一ハガネ の熱処理事業部である「HCPダイテック熱処理センター」では、焼き入れ炉3基・焼き戻し炉9基、サブゼロ装置1基を導入。
「熱処理の工場」と聞くと、油汚れや騒音がひどい、というような想像をされるかと思うが、このHCPダイテック熱処理センターでは真空炉で処理をしているため、きれいで、とても静です。
『 HCPダイテック熱処理センターの強みとは 』
特に冷間材の処理を得意とし、歪を最小に抑えるための努力は常に怠りません。
データをとり、難しい形状のものを依頼されたときにも、その経験から歪を最小にできるようにしており、夏と冬では気温差も考慮して金型の寸法変化に対して炉内の温度管理も重視して行っています。
技術者たちは常に「どうしたら歪を最小にできるか?」と考え、温度管理やセッティングに工夫を凝らし、自社の技術開発センター「AEROV」とも協力することで、加工から熱処理までの納期の短縮もお客様に喜ばれる品質を目指しております。
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株式会社 山一ハガネ
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会社名 |
株式会社 山一ハガネ (やまいちはがね) |
エミダス会員番号 | 77348 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市緑区 |
電話番号 | 053-425-7821 | FAX番号 | 053-425-7823 |
資本金 | 8,000 万円 | 年間売上高 | 1,600,000 万円 |
社員数 | 221人 | 担当者 | 大場 康晴 |
産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 輸送機器 | ||
主要取引先 |
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