フィルム研磨とバフ研磨は、それぞれ表面を磨くという点については同じですが、
工法や出来栄えが違うことから、特徴を把握しておく必要があります。

それぞれの特徴、メリット、デメリットは次のとおり。

◆バフ研磨とは？
　　布やゴムなど、柔軟性のある磨き用部材（バフ）に砥粒を付けて回転。
　　ここにワークを押し当てて表面を磨く工法です。

　＜メリット＞
　　・加工時間が短い。
　＜デメリット＞
　　・作業者の技量により、表面仕上がりにバラツキが発生し易い。
　　・研磨粉が表面に付着するため、洗浄が必要となる場合がある。


◆フィルム研磨とは？
　　粒度を揃えた砥粒を均一に分散させたポリエステルフィルムを使用。
　　このフィルムに工作物に押しあてて表面を磨く工法です。

　＜メリット＞
　　・砥粒切れ刃高さのバラツキが小さく、このフィルムの常に新しい面を
　　　使用して加工するため、均一な仕上りを得ることが出来る。
　　　（※ ジャパン・ミヤキでの最高面粗度はRa0.05です（添付写真製品））
　　・異なる番手のフィルムで研磨することで、Rz〇～△のように
　　　上下限を決められた製品の加工が可能。
　＜デメリット＞
　　・加工時間が長い。


◇共通の特徴
　　・表面の凹凸を少なくし、なめらかな面が得られる（切削目を消すことが出来る）。
　　・形状を変化させるほどの加工力は無く、前工程にならった形状になる。
　　・バリ取りが可能。
　　・砥粒の番手で仕上りを調整することが可能（鏡面～荒らし）。


ジャパン・ミヤキでは、切削から研磨仕上げまで対応が可能です。
お困りの際は、ぜひご相談ください。


********************************************
考える技術集団
株式会社　ジャパン・ミヤキ

　エミダス担当

〒431-3101
　静岡県浜松市東区豊町3226番地1
　TEL　053-433-3717／FAX　053-433-7312
　URL　https://www.japan-miyaki.co.jp/
　E-mail　jm-eig@japan-miyaki.co.jp
********************************************