・摩擦圧接
　　2つのワークをこすり合わせることで摩擦熱を発生させ、
　　柔らかくした状態で押し付け。
　　接触面の酸化膜層が摩擦カールとして外部に押し出され、
　　完全無酸化面が原子レベルで近接することで接合します。
・特徴
　　①接触面の全面が接合します。
　　②異材質の接合に向いています。（鉄＋ステンレス、など）
・メリット
　　①高強度化
　　　全面が接合するため、溶接に比べて高強度が得られます。
　　　（溶接はビード部の厚みしか接合していません）
　　②高精度化
　　　全面が接合するため、接合後に機械加工精度で仕上が可能。
　　　ローラなどのボス圧入するケースは摩擦圧接化をお勧め致します。
　　　（外径寸法精度、同軸幾何公差など）
　　③部品一体化（省スペース化）
　　　異材質の接合が得意なため、材種違い部品の一体化が可能。
　　　ジョイント部材、アライメント機構の廃止などで省スペース化、
　　　大幅なコストダウン（ＶＥ）も進められる可能性があります。
・デメリット（弱み？）
　　①摩擦カール
　　　接合後に必ず生じます。外径は必要に応じて除去が可能ですが、
　　　パイプ材の場合、内外径ともに生じるため、内径の摩擦カールは
　　　除去出来ないケースが生じます。
　　②対応能力
　　　特殊な加工のため、設備による対応可能寸法レンジが狭い。
　　　またメカニズム上、摩擦熱を発生させづらい小径は苦手。
　　　（弊社加工実績：最少Φ8）
　　③形状制限
　　　どちらかのワークは回転させる必要があるため、丸形状である
　　　必要があります。また、２つのワークの回転方向位相は任意に
　　　なるのが標準です。（位相制御圧接も設備によっては対応可能）

◆特設ページ（摩擦圧接.com）
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