導入メリット/技術区分 : コストダウン 工程短縮 / 工数削減 量産性向上 位置決め 切削加工
多くのコンロッドは、折れ曲がったクランク軸に通すため分割する必要がある。そのため、ロッドとキャップを一体で成形し、切断加工を行ったのち、再度ロッドとキャップを組合わせた際にズレが発生しないよう位置決め加工を行う。特にクランク軸側の内径公差は15/1000ミリ程度の精度要求が一般的であり、この位置決め加工がコンロッドとしての商品価値を高める重要なポイントである。
『カチ割り工法』とは従来工法である、チップソー等による切断工程とロッドとキャップの位置決め工程を同時に行う工法で、イメージとしては、割るというよりも引きちぎる感じに近い。破断した際に自然にできた面を位置決めに利用する事で、従来工法と同等の精度を満たし、工数を約30%程度削減することが可能な工法である。
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