【PTFEにおける線膨張係数 (実は算数で使い方がわかる)　㈱大野社】

線膨張係数とは、その名の通り「係数」の一つです。
つまり、具体的な状況を設定することで計算に用いることが可能です。

「PTFE　温度によって寸法が変わるって本当？！」
https://www.nc-net.or.jp/company/74850/product/detail/112207/
では、この数値が大きいほど伸び縮みがしやすいことがわかりましたが、今回は計算時の使い方をご説明します。

製品長さ:L、線膨張係数:a、温度変化量:Tとします。
伸びる量はLxaxTで計算できます。

長さ10mmの製品が25~30℃の間で2℃変化するときの伸びる量を考えます。
このとき、線膨張係数は16X10(-5乗)です。
伸びる量は、10x16X10(-5乗)x2=320X10(-5乗)mm
結果、3μmほど変化します。
製品のサイズや温度変化量に比例するため、伸縮量もそれに応じて変化します。

以上が線膨張係数の使い方(の一つ)です。
PTFE製品のご使用の際は、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。



～その他　PTFE関連情報～
https://www.nc-net.or.jp/company/74850/product/detail/175168




PTFEは最高使用温度260℃・耐薬品性・非粘着性・耐候性・絶縁性・難燃性に優れた材質です。
弊社は、PTFE素材の成形段階から一貫して製造を行っている、全国でも数少ないフッ素樹脂加工メーカーです。
主に、ダイキン工業・AGC・三井ケマーズフロロプロダクツ・スリーエムジャパン製のPTFE原料を取り扱っております。
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