『意外と知らない！？パッキンとガスケットの違いとは？「パッキン編」　～パッキンの種類と特徴～　(株)大野社』

世間一般的にパッキンとガスケットが多く使用されていますが、違いについて意外と知られていない・・・ということで、その違いを詳しく解説していこうと思います。



● パッキン
シールと接触する場所が「動く」ところに使用される。パッキンはオイルや空気圧、流体の漏れを防ぐことを目的としている。使用部分は、ポンプやモーター、バルブ、水道蛇口など。


パッキンの「動く場所」は3種類

1. 【回転運動】をする場所
回転運動するシャフトと、それに接する固定部分との間などで使用されており、グリースやオイルの漏れを防ぐ事を目的としている。さらに、運動部分と接触する「接触形シール」と「非接触形シール」の2種類に分けられる。

～使用されるパッキンの種類～
・接触形シール
グランドパッキン・メカニカルシール・オイルシール・Oリング等
・非接触形シール
ラビリンスシール・磁性流体シール等


2. 【往復運動】をする場所
直線運動するピストンと、固定部分のシリンダーとの間などで使用されており、空気圧や油圧でピストンを適切に押し出す際の漏れ防止を目的としている。

～使用されるパッキンの種類～
Uパッキン・ツイスターリング（Ⅹリング）・Oリング等


3. 【螺旋運動（ヘリカル運動）】する場所
ネジのように、回転運動と往復運動を複合させた動きをする軸と、それに接する固定部分との間で使用されており、流体の漏れなどの防止を目的としている。

～使用されるパッキンの種類～
グランドパッキン



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