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炭素繊維強化樹脂の高強度化・大量生産化
導入メリット/技術区分 : 金型 プラスチック成形加工 切削加工
開発の目的
工作機械に使われるLMガイドやボールねじ部品は、強度・耐久性・精度のため金属製が中心であり、今後、軽量化・設計自由度・低コスト化に必須の樹脂部品化の課題を解決する。
開発の効果
高精度軸受け部品であるLMガイドやボールねじ部品は、工作機械、産業機械、自動車などに使われる重要部品であり、制度・耐久信頼性が必要であり、現状は主として金属製部品が採用されている。最近では、コストダウンや軽量化のために、一部の用途で炭素繊維強化樹脂（CFRP)が実用段階に入りつつあるが、CFRPは収縮異方性が大きく、精度保証のためには金型修正と成形トライに多大な工数を要しており、納期・コストともに改善余地があり、CFRP部品市場の拡大に効果がある。
現行品との比較
超短納期かつ高精度の試作金型による試作部品供給
クライム・ワークスではこれまでガラス繊維強化グレードの
ポリカーボネート樹脂やPPS樹脂などを試作金型を用いて
超短納期でか100分台の寸法公差が必要な高精度
試作部品を製作してまいりました。納期優先、寸法精度
優先のお客様向けには量産生産性を加味せず、
短納期の試作品づくりを優先致します。
CAE(流動解析）による炭素繊維強化樹脂の金型設計
ガラス繊維強化樹脂による成形部品製作に比べ、炭素繊維強化樹脂はその繊維の方向やベースレジンとの相性などによる反りなど、寸法精度を実現することが非常に難しい材質です。特に量産時に繰り返し安定生産するための金型設計がポイントなります。クライム・ワークスではCAE流動解析を活用し、さらに自社での各種炭素繊維樹脂データにてカスタマイズし、炭素繊維樹脂に特化した金型設計ノウハウにて量産製品の安定化を実現します。
