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エコアクション21認証取得
<第一化学工業株式会社 環 境 方 針>
<企業理念>
第一化学工業株式会社は、表面処理事業(硬質クロムめっき)を通して、社会に貢献する
企業としての事業活動(二酸化炭素排出量削減に努め・地球にやさしい製品づくり)を行い、
エコアクション21環境経営システムを基本理念として、地球に優しい企業を目指します。
<行動指針>
1. こまめな節電・省エネルギー化を進め、二酸化炭素排出量を削減して、地球温暖化の防止に努めます。
2. 廃棄物の削減・ゴミの分別を行い、資源のリサイクル推進に努めます。
3. 節水を心掛け、総排水量削減に努めます。
4. 化学物質の使用量を把握し、徹底管理に努めます。
5. ガソリンの使用量を削減するため、極力公共の交通機関を利用するよう努めます。
6. 事務用品を吟味し、グリーン購入の推進に努めます。
7. 製品不良率の低減に努めます。
社内の要所に環境方針を掲示して、全従業員がエコアクション21環境経営システムの完徹を目指します。
2012年4月6日
第一化学工業株式会社
代表取締役社長 泉 三弘
最終更新日:2012-05-01
商工通信「新しい風」83号に掲載されました。
東京都北区地域振興部産業振興課が発行する、商工通信「新しい風」に掲載されました。
「新しい風」83号はこちらからダウンロードしていただけます。
http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/digital/753/atts/075397/attachment/attachment.pdf
最終更新日:2012-02-13
「バリ」なしめっき 電流操る針金師【日経産業新聞 ものづくり紀行】
日経産業新聞 ものづくり紀行-東京・北区編 3- に当社が紹介されました。
「バリ」なしめっき 電流操る針金師
硬質クロムめっきは硬く耐摩耗性に優れる特性から、鉄やステンレス、銅合金の部品に施される。祖父江宏三営業部長(65)は部品を手に取り「当社の強みはバリを出さずに均質なめっきを施す技術」と強調する。バリとは必要以上の厚さになった余分なめっきだ。 硬質クロムめっきは部品をめっき液に浸して電気を流すと、めっき液に溶けているクロムが部品に付着する。部品の角は電気が集まりやすいためクロムが厚くなりがち。バリはめっき会社か納入先の顧客が削るため、コスト増要因になる。
「電気の逃げ道をつくればいい」。佐藤富男工場長は事もなげに話すが、実際は難しい。部品の角に針金を近づけた状態でめっき液につけ、電気を流すと電気は角に集まることなく針金に流れ、きれいなめっきになる。「近づけすぎると針金にだけめっきが付く。離しすぎると役に立たない。この間隔が腕の見せどころ」という。
部品は形ひゃ大きさがまちまちなため、針金は部品ごとにすべて手作業で曲げる。立方体には四角形、円柱には円形の輪にした針金を使う。L字型だったり、穴が開いたり複雑な形の部品が多く「部品を見てすぐに針金の形や間隔が分かるまで二十年程度かかる」(佐藤工場長)職人技だ。
「硬質クロムめっきのイメージが変わった」と祖父江営業部長は顧客からよく言われる。同社のめっきはバリがないうえ、めっき液に浸す時間の微妙な加減で、めっきの厚さをマイクロ(μ=100分の1)メートル単位で調整する。全国に数百社の硬質クロムめっき加工会社があるとされるが「バリを出さずに精密加工し、寸法を管理するのは10社に満たないだろう」(祖父江営業部長)。
バリがあっても使える部品は地元の加工会社、出たらまずい部品は第一化学工業へ――。使い分ける顧客もいるほどだ。一個でも受注して入荷翌日に発送するきめ細かさも手伝って顧客が増加、2007年12月期の売上高は6期前の5倍近くに達した。
実は01年ごろ経営危機に陥った。当時、半導体製造装置の部品を中心に受注していたが、半導体不況が直撃。受注が急減し、02年1月の月間売上高は100万円超まで落ち込んだ。泉三弘社長(73)は「従業員を4人までに減らし、給与もカットした」と振り返る。
02年春から新規顧客開拓に乗り出す。技術力を評価した空圧・油圧機器や医薬品製造装置、印刷機などのメーカーから受注が舞い込み、昨年末までに438社の新規顧客を獲得。V字回復を果たした。
現在、同社は毎月、様々な業種の120社から注文を受ける。受注量は多くても100~200個。ニッチ分野を主力に価格競争に巻き込まれないようにしている。「新規顧客の開拓を続けなければ成長はない」。泉社長は緊張感を忘れていない。
最終更新日:2010-06-24
報道ニッポン 2010年6月号 特別企画「再生日本~企業家たちの横顔に迫る~」の取材を受けました。
業界内でも高い技術力を武器に、順調に歩みを進めている「第一化学工業」。
特に省力化機器部品や精密部品業界におけるめっき品への信頼は絶大で、大手企業も頼りにしている。本日はそんな同社に俳優の穂積隆信氏が訪問し、泉社長、祖父江営業部長、佐藤工場長の三人にお話を伺った。
<特化した精密めっき分野で揺るぎない地位を築き上げる>
穂積 こちらは社長のお父様が創業された会社だとお聞きしました。
泉 はい。昭和33年に父が設立し、ハードクロムめっき加工事業者として、自動車用の部品加工を中心に手掛けていました。その後、徐々に規模を拡大してきまして、平成14年に父の他界を受けて私が現職に就任することになったのです。
穂積 営業部長と工場長は、どういった経緯でこちらに入られたのでしょう?
祖父江 私は元々当社の取引先に勤め、営業職についていました。そちらを退職した後に社長から声をかけてもらい、入社したのです。
元々高い技術力があるのは知っていましたから、私が培ってきた営業のノウハウがお役に立てるのではないかと思ったのですよ。
佐藤 私は創業以来、当社に勤めており、勤続40年以上になります。
これまでには厳しい時代もありましたが、先代社長、現社長を支えていくのだ、という気持ちで取り組んできました。
穂積 では3人それぞれが経営、営業、工場の役割を分担されているのですね。
泉 ええ。経営者として2人の存在ほど心強いものはありません。営業部長が来てくれてからは取引先も驚くほど増えましたし、工場長も仕事量の増加があっても納期は必ず守ってくれるんです。本当に助かってますよ。
穂積 それは心強いですね。では、現在のお仕事内容をお聞かせください。
泉 ハードクロムめっき加工を専門的に手掛けています。特にミクロン単位の精度を要する半導体製造装置部品や自動化・省力化機器部品への精密めっきは非常に自信を持っています。
穂積 御社ならではの特徴をお聞かせください。
祖父江 電気めっきをいうのは鋭角部に電気が集まり、部分的にめっきが厚くなってしまうのですが、この盛り上がりは精度の高い部品の組み合わせを邪魔してしまい、お客様は困っておられました。
通常はお客様が大変な思いをして修正をしているのですが、当社は独自の技術でこの盛り上がりをなくし、そのまま使える製品を納入することができますので、非常に喜ばれております。“お客様に無駄な費用をかけさせない!”が合い言葉です。
穂積 それは凄い技術ですね。
泉 ありがとうございます。他にも処理後に寸法をマイクロメーターや顕微鏡で測定し、全数を品質保証して納品していますので、無検査仕入れをして頂いているのも当社の特徴だと思います。「ハードクロムめっきのイメージが変わった」とお客様からお褒めの言葉を戴くことも度々あるんですよ。
穂積 そこまでしてもらえればお客様も安心ですね。同業他社は多いんですか?
泉 かなりの数の同業者がおりますが、精密めっきというニッチな分野で今後も特化し、独自の地位を築き上げていこうと考えております。付加価値を高くして価格競争に引き込まれないビジネスを続けたいですね。
穂積 やりがいを感じられるときは?
泉 精密部品の集合体の中で使われますから、納品したものがきっちりと役割を果たし、「いつも安心して使えますね」などと言われるときですね。
穂積 それでは最後になりますが、それぞれの今後の目標をお願い致します。
佐藤 社長の考えを遂行していくことと、技術を次世代に伝えていくことが私の目標と思っています。
祖父江 不況がきても揺るぎない経営基盤を築くためには、新規顧客の開拓が永遠のテーマだと考えます。
泉 物心共に働きやすい会社にしたいと考えています。薬品の臭いのない環境に優しい工場もその一つですが、さらに有害物質を無害化する設備を整えていくつもりです。
一方、社内体制をもっと強化なものにして、会社の規模や売上高にこだわるのではなく、技術や人の力が整った会社にしなければと思っています。
穂積 本日はお忙しいところ、誠にありがとうございました。
最終更新日:2010-06-24
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