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日刊工業新聞掲載 2021年12月20日
多田プラスチック工業
生分解性ポリマー製品の量産技術開発 金型への充填時間短縮
多田プラスチック工業(大阪府藤井寺市、前田政利社長)は、
カネカが開発した生分解性ポリマーを活用した製品の量産技術を
開発した。本社敷地内の工場に同ポリマーの成形技術と
全自動化の生産ラインを構築し、2022年4月までに
4ライン設置する。カネカの生分解性ポリマーは
海水中で生分解される素材として注目を集めるが、
その成形技術はまだ十分に確立されておらず、
今回の量産技術で生分解性ポリマーの普及につなげる。
多田プラスチック工業は今回の生産設備を1ライン導入した。
成形技術は従来の射出成形と異なる独自技術を考案。
同ポリマーを金型へ充填する時間を短縮し、
量産を実現。生産ラインでは成形から製品の梱包までを
全自動化した。今後の追加設置を含めた投資額は数億円を見込む。
本社敷地内にある新工場に、
生分解性ポリマー製品の量産設備を設置する
センシング技術を用い、成形機内外の温度や圧力、
充填スピードなどの数値を遠隔管理できる。
数値に異常があれば担当者へ通知され、迅速対応できる体制を整えた。
成形された製品はアーム型のロボットが次工程へ運ぶ。
検査工程では1ラインに2100万画素数のカメラを4台導入し、
目視では難しいキズなどを確認、不良品を的確にはじき出せる
画像判断システムを採用した。
生産現場は定点カメラが設置され、モニターで稼働状況を
常時確認する。人が介するのは梱包後の製品を
運び出す作業や定期的な設備メンテナンスのみで、
24時間のフル稼働生産を可能とする。
同社はプラスチックの射出成形を得意とする
創業100年超の老舗企業。「(当社の技術で)同ポリマー製品の
量産化と品質の担保をスピード実現した」(前田社長)としている。
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多田プラスチック工業株式会社
〒583-0037 大阪府藤井寺市津堂2-12-8
TEL:072-952-6163 FAX:072-952-0910
http://www.tadapla.co.jp
アイデアを技術で“カタチ”にします。
技術の融合
射出成形
ウレタン成形
マイクロポンプ
精密ゴム成形
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会社名 |
多田プラスチック工業株式会社 (ただぷらすちっくこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 72537 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 藤井寺市 |
電話番号 | 0729-54-0981 | FAX番号 | 072-954-2144 |
資本金 | 6,300 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 191人 | 担当者 | 中口 晋五 |
産業分類 | 輸送機器 / 電子部品 / 医療機器 | ||
主要取引先 |
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