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大阪産業局から 大阪DX推進プロジェクトについて、取材を受けました
1919年創業。プラスチック射出成型・
硬質ポリウレタン発泡成形・小型ポンプ製造
という3本柱で、幅広い分野に対応。
Q. DX推進に挑戦するきっかけとなった自社課題は。
-前田社長 技術やニーズは時代によって変化するもの。
変化には変化で対応しなければなりません。
信頼性の高いものづくりを進めるため、
持つべき武器の一つとしてデジタル化、
DX推進が必要だと思いました。
-前田取締役 例えば、生産日報。
紙に手書きだと記入作業や内容の確認作業で
時間をロスするし、保管スペースの確保や
過去データを探す手間も大変でした。
Q. どのようなDX推進を行ないましたか。
-前田取締役 2011年頃、生産日報を紙ベース
からタブレット入力に。組立工程部署の数名に
試験導入する際、まずは説明に時間をかけました。
「現場がラクになるから」と説得し、
理解・納得してもらうまで2~3カ月かかったと思います。
システムとしてはとても簡易。エクセルと
データ管理システムを使って私が作った
入力票に、作業者が中古タブレットで
生産数などの実績を入力します。
中小企業のDX推進のポイントは
「簡単で低コスト」なスモールスタート。
こまめに改善できるよう、カスタマイズしやすい
ソフトを選ぶことも大事です。
-掛部氏 タブレットに入力されたデータは
WEBページで見える化し、リアルタイムで
進捗状況が分かるようにしています。
組立部署が慣れてきた後、出荷や材料管理など
他の部署にも導入。全体的な生産フローの中で、
必要な所を見極めながら、段階的にデジタル化を
進めていきました。他には、検品精度と効率性を
高めるために1品1品映像に残し、
全数検品を可能にすることでトレーサビリティの
確保にも努めています。
Q. DX推進後に経営内容や社内・社員に変化はありましたか。
-掛部氏 蓄積されたデータ活用の幅が
広がっています。例えば成型設備30台の
稼働計画には、実績を反映させないと
いけないのですが、タブレットの実績データを
使えば自動的に入力されます。また、
現場から使っているシステムについて
「こういう機能があると便利」などの要望が
たくさん出るようになりました。
-前田取締役 紙ベースで進めていた
作業をデジタル化したことで、間接業務スタッフの
ルーティーンが減っています。その他にも
データを活用したマーケティングにより、
営業強化に力を入れられるようになりました。
Q. 今後どのような展開を検討されていますか。
-前田社長 他社との差別化を図るには、
新しい技術への挑戦だけでなく、管理や
生産の安定性を考えなくてはなりません。
これまで積み重ねてきた技術を生産性の
向上に結び付けて、利益を上げることが課題です。
-前田取締役 そのために、各種センサーの
導入と作業の自動化など、不具合発生の
未然防止対策を進めています。今まで人手で
管理・チェックしていたもので、置き換えられる部分は
デジタル化していきたいです。
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多田プラスチック工業株式会社
〒583-0037 大阪府藤井寺市津堂2-12-8
TEL:072-952-6163 FAX:072-952-0910
http://www.tadapla.co.jp
アイデアを技術で“カタチ”にします。
技術の融合
射出成形
ウレタン成形
マイクロポンプ
精密ゴム成形
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会社名 |
多田プラスチック工業株式会社 (ただぷらすちっくこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 72537 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 大阪府 藤井寺市 |
電話番号 | 0729-54-0981 | FAX番号 | 072-954-2144 |
資本金 | 6,300 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 191人 | 担当者 | 中口 晋五 |
産業分類 | 輸送機器 / 電子部品 / 医療機器 | ||
主要取引先 |
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