【　電池端子　電池ばね　ニッケルメッキ鋼線・SWIC-FΦ0.55　】

材質は「ニッケルメッキ鋼線・SWIC-F」を使用。

「SWIC-F」は鉄系のバネ材に、ニッケルメッキを施した、メッキ鋼線です。
JIS規格外の材料になりますが、線径のバリエーションも豊富で、入手性は良好です。

「SWIC」は電気伝導度が高く、防錆力があり（SUSのバネ材並み）、半田付け性が良いという特性があります。
その特性から、電池端子や電池バネの材料として、広く用いられています。

「SWIC」は、伸線の際の発熱や熱処理により鋼中の水素が除去されるため、メッキ線ながら水素脆性の恐れがありません。
また、後メッキが不要になることによるコストダウン効果も期待できます。

メッキ線の母材には加工性の良い「硬鋼線」と、耐久性に優れた「ピアノ線」がありますので、バネの用途によって選ぶことができます。

本電池端子バネは全工程マルチフォーミング機で曲げ加工されています。
バネ成形後に、熱処理（低温焼き鈍し）を施します。
熱処理温度は、良好な半田付け性を保つために200度～250度の低温で行います。

納入時は、バネどうしの絡みを防ぐために、一つずつパレット詰めにして発送しています。

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