【　ばね、スプリングの荷重　静荷重と動荷重　】

バネに負荷される荷重には、大まかに分けると、静荷重と動荷重の二種類があります。

◎　静荷重
静的荷重とも言われ、下記1)、2)の場合が当てはまります。
1)　バネの使用中、荷重の変動がない（一定の荷重が負荷される）
2)　荷重の変動はあるが、繰り返し回数が生涯で約1,000回以下

◎　動荷重
動的荷重、繰り返し荷重とも言われます。
約1,000回を超えて繰り返し荷重が負荷される場合で、大半のバネがこちらに該当すると思います。

バネの耐久性の評価方法も、それぞれ異なります。

静荷重が負荷される場合は、材料が塑性変形しないか、が評価基準となります。
バネに 「へたり」が生じなければOK、という考え方です。

動荷重の場合は、「へたり」が生じないのは当然として、疲労破壊するまで何回耐久するのか、という寿命計算での評価になります。
一般的なバネの場合、1千万回耐久する＝半永久的に耐久する、とみなします。

金属の”疲労”とは、繰り返し荷重による微細亀裂の進行です。
通常、塑性変形を伴いませんので、「へたり」や変形などの前触れもなく突然破損にいたる、とても厄介な現象です。

以上、静荷重と動荷重、その評価方法の大まかなご説明でした。
ご不明の点などございましたら、お電話やメールなどでお問合せ下さい。

電話：0235-22-0407　メール：web@tohj.com
担当：氏家（うじいえ）

*************************************
ばね、スプリングの鶴岡発條株式会社
電話:0235-22-0407　fax:0235-22-0546
メール:web@tohj.com
*************************************