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今回は図面指示に関する「曲げR」について解説していこうと思います!
曲げRとは?
プレスブレーキ等のベンダー機械を用いて加工した際の、曲げた位置から曲げの中心部までのRのことを指しますので、使う金型(パンチ)により曲げRが決められます。
標準的なRとは?
弊社の標準の金型はR0.2とR0.6になります。
これが最小Rになりますので、最小曲げRの指示があれば標準刃を使用して加工します。
金型の種類は?
R0.2~R30程度が一般的だと思います。
会社により保有金型は違うため、R30以上のものも保有している会社はあります。
曲げRが変わると加工方法も変わるのか?
基本的に金型がかわるだけで加工方法は変わりませんが
曲げRが小さい方が加工速度は速く、曲げRが大きい方が加工速度が遅くなります。
曲げRで加工限度は変わるのか?
材質や板厚で変わってきますが板厚が大きくなればなるほど最小曲げRも大きくなっていきます。
曲げRの選定はどのようにすればいいのか?
その製品がどのように使われるのかで決まると思いますので、指示がある場合は曲げR指定をし、気にしないのであれば最小曲げRと指示すればいいと思います。
今回、曲げRが小さい場合と大きい場合の特徴についても紹介します
【 曲げRが小さい場合 】
▽ 曲げRが小さい=シャープな曲げ の特徴
・製品が、コンパクトな仕上がり
・製品が角ばって見えるので、シャープな感じに見える
・曲げた部分に、ひずみが集中しやすく、硬い材料だと割れやすい
・曲げ部の内側に、シワやひずみ が、でやすい
▽向いている製品
・コンパクトにしあげたい製品(家電筐体など)
・薄板や柔らかい材料向き
☆機械的には応力集中しやすいので、強度や耐久性には注意が必要
【 曲げRが大きい場合 】
▽曲げRが大きい=ゆるやかな曲げの特徴
・柔らかく、滑らかな印象
・曲げ部にかかる圧力が分散されやすく、割れにくく変形しにくい
・見た目が(曲げ部)丸くなる
・曲げ精度は、バネ戻りの影響を受けやすく、やや低めになりやすい
▽向いている製品
・家具やインテリア部品、手で触れられるような部品
・厚板加工や高強度材には、大き目のRが使われることが多い(割れ防止)
☆力が分散されるため構造的にも強くなるケースが多い
設計段階では、R選びでかかる時間等の問題で、コスト低減が期待できることもあります。弊社では、サンプル品や、試作品のご依頼もお受けしております。
指定Rをなくしコスト低減も視野に入れるなどするのもひとつの手ではないでしょうか。
ぜひ、弊社HP(お問い合わせフォーム)から、加工ご依頼等お待ちしております!
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| 会社名 |
有限会社 早野研工 (はやのけんこう) |
エミダス会員番号 | 5681 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 岐阜県 大垣市 |
| 電話番号 | 0584-89-6598 | FAX番号 | 0584-89-1186 |
| 資本金 | 500 万円 | 年間売上高 | 45,000 万円 |
| 社員数 | 37人 | 担当者 | 代表取締役社長 早野文仁 |
| 産業分類 | 工作機械 / 輸送機器 / 事務用機器 | ||
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