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板金加工設計の「公差」の選定と「幾何公差の活用」について
設計時に心がけるポイントとして「公差」と「幾何公差」という言葉をご存じですか??
早野研工で、設計時 取り入れるポイントの1つとして意識している言葉です。
これらの事を、ご説明させていただきます!
Q:「公差」 ってなに??
A :設計図面で指定される寸法や形状の許容範囲のこと
( 例 )部品の厚さや穴の位置、角度などが公差で指定され、製造時、その範囲内であれば、ばらつきが許容されます
Q:「幾何公差 」 ってなに??
A : 部品の形状や位置関係を詳細に規定するための手法です。
→ 平面、円柱、穴などの形状や、部品同士の位置関係を、数値ではなくシンボルや記号を使って明確に定義します
① 板金部品の必要とする「公差」を適切に設定することで、製品の機能性や組み立ての正確さを確保します。
(1)どの部分が機能的に厳密な寸法・形状かを考える。
→公差を細かくつける箇所を適切に考える
(2)加工素材や方法の特長に合わせて、実際に可能な寸法の設計が大切
(3)製品の精度において、「コスト」と「バランス」を考える
→細かな公差指定をすることで製品の質は上がるが、その分コストや時間もかかるため、それらを考慮して設計と品質のバランスを考える
② 「幾何公差」を盛り込むことで、部品の組み立て精度や機能性・品質を向上させることができ、トラブルの防止につながります。
・プロファイル: 部品の輪郭や特定の断面形状を指定する。
(例)円弧の半径や多角形の角度を定義→部品がどのような形状であるかが明確になる
・平面: 部品の表面が平坦であることを示す。
(例)平面の平坦度や平行度を指定
・円柱:円形の形状は、指定された直径や中心位置に対してどの程度の許容範囲内で形成されるか示す
(例)穴の直径や中心位置、角度、切り欠きの深さや形状等を定義
・位置: 複数の部品間の位置関係を定義
(例)二つの穴の中心間の距離の精度を指定する→部品の機能性や組み立て時の位置決めが明確化
早野研工では、上記を踏まえて設計に取り組むことで、コスト・品質UP効果を考慮し設計を行っています。
試作のご要望やご相談等ございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!
今回の内容は、早野研工PDFダウンロード欄ににございます。
他の設計ポイントもございますので是非DLしてご覧ください!!
会社名 |
有限会社 早野研工 (はやのけんこう) |
エミダス会員番号 | 5681 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 岐阜県 大垣市 |
電話番号 | 0584-89-6598 | FAX番号 | 0584-89-1186 |
資本金 | 500 万円 | 年間売上高 | 45,000 万円 |
社員数 | 37人 | 担当者 | 代表取締役社長 早野文仁 |
産業分類 | 工作機械 / 輸送機器 / 事務用機器 |
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