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【板金加工】品質UPのための提案事例7選
🔶MAG溶接からスポット溶接を活用し品質UP🔶
板金加工を行う場合、コの字を溶接するように設計すると、溶接の手間がかかる上、熱によってひずみが生じます。具体的には、溶接を行った裏面にひずみが生じ、表面が膨らんでしまいます。外観を重視するような板金製品では、溶接の手間がかかる上に外観が損なわれてしまいます。
このようなものを溶接しなければならない場合は、コの字形状ではなく、曲げ加工を行ったものをスポット溶接します。この方法を用いれば、スポット溶接によってある程度強度も確保できる上、溶接の手間も軽減します。さらに改善前の事例のような「溶接によって膨らむ」といったような熱によるひずみも低減し綺麗に仕上げることができます。
●point
板金においては溶接はどうしても必要な加工になりますが、溶接の方法には様々なものがあり、強度・ひずみの可否・外観重視か否かによって適切な溶接の方法を選択することが必要です。薄板の板金で溶接を行うときは特にひずみが発生しやすいので、通常の溶接(TIG・MAG)ではなくスポット溶接を活用する事で品質UPが可能になります。
●詳細→https://www.nc-net.or.jp/company/5681/product/detail/126440/
🔶板金の信頼性を上げる板厚UP指示と溶接のポイント🔶
板金において溶接を行う際、板厚が厚い場合は大きな問題になりませんが、歪みやすい材質で、かつ薄板を溶接する場合は1.5mm未満の厚さになるとTIG溶接では高い溶接技術を必要とし、熱による歪みが顕著になり状況によっては溶接による穴が空くことがあります。
溶接を行う際、板厚が1.5mm以下の場合はTIG溶接では作業者の技量によって品質が大きく左右されます。このような場合の対処方法としては、設計上薄さが必要な場合以外、溶接箇所は1.5mm以上の板厚にて設計を行うことで歪みや穴あきを回避します。
●point
薄板に溶接を行う場合には熱によるひずみの影響を受けやすいので、薄さが必要ない場合は1.5mm以下の板厚のものを避けて設計することが必要です。薄板を溶接する際にはひずみの影響をより大きく受けるので、できれば1.5mm以上の板厚を採用します。なお、どうしても薄板の溶接が必要な場合は全周溶接を控え ピッチ溶接 に変更、又はYAG溶接を採用する事を考えます。
●詳細→https://www.nc-net.or.jp/company/5681/product/detail/120845/
🔶レーザーパンチ複合機の成形加工で品質UP🔶
レーザー加工後、ボール盤加工により穴面取り、タップ、皿取り加工を行いますが、ボール盤による手作業のため、未加工不良や、加工高さ不良などの発生が考えられるます。加工のばらつきが作業者で大きくなり品質は安定しません。ドリルの刃先管理や、高さ、突っ込みの管理も煩わしくなります。
レーザーパンチ複合マシンを所有する板金メーカーと共に、成形加工のVA・VEを検討することで、コストダウンが可能になります。複合マシン金型による成形可能な皿穴、リベット穴等採用する事で、大幅な品質UPも期待できます。成形もプレス加工で行うので、ばらつきも抑えられます。
●point
精密板金・製缶板金設計においては、外観品質にこだわるもの、機能性が保たれれば問題
ないものとで、加工への工数が大幅に変わってきます。外観に問題が無いものであれば、
皿穴やリベット穴等の成形加工は、複合加工機での加工を念頭におくことで、コスト削減
が可能になります。
●詳細→https://www.nc-net.or.jp/company/5681/product/detail/122407/
🔶板と板の突合せを考慮することによる寸法キープ事例🔶
突合せ部分を‘両引き’で展開加工すると、溶接部分の肉盛りが増え、溶接工数、仕上げ工数が増えます。角部の仕上がりが、作業者によってバラつきが生じます。
溶接部に強度が必要のない場合は、箱曲げなど突合せ部を‘片引き’にして、重要寸法が、キープできるように展開をします。あるいは、図面指示にその旨を記載し、製作メーカーに一任せます。(あくまで、突合せ部の溶接肉盛りが少量でOKな事を前提にしています。)隅肉部分が均一にでき、綺麗に仕上がります。
●point
板金製品において、角部の品質維持・必要寸法をキープしたいのであれば、製品展開時に
突合せ処理を考えることで改善できます。必要辺を基準にして、片引きで突合せを考えていく事で寸法のばらつき、角部の仕上げばらつき減少、工数削減可能です。
●詳細→https://www.nc-net.or.jp/company/5681/product/detail/123202/
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有限会社早野研工では、25年にわたり、自動車のプレス部品試作を主体に、様々なプレス・板金製品を扱っております。 その経験と知識を活かし、開発・設計者に向けたコスト削減、品質UPの為に役立つ情報が詰まったハンドブックを作成しました!
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産業分類 | 工作機械 / 輸送機器 / 事務用機器 |
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