チップマウンターは、電子基板上に超小型の電子部品(チップ部品)を自動的に実装する装置です。近年の電子機器の小型化に伴い、チップ部品の需要が高まっており、高速・高精度なチップマウンターが不可欠となっています。

チップマウンターの主な特長
1.高速実装: 1台で毎分数万個の部品を実装できる高速性能を有しています。
2.高い実装精度: 部品の位置決め精度は数十μm以下の高い精度を実現しています。
3.多品種対応: 様々な形状、サイズの部品を柔軟に実装できます。
4.高い信頼性: 高度な部品認識機能やセンサーにより、不良品の混入を防ぎます。
5.自動化・ライン化: 印刷機やリフロー炉などの他の装置と連携し、完全自動化が可能です。

チップマウンターの構成
・部品供給部: テープやトレイから部品を供給します。
・部品認識部: 部品の形状や向きを認識します。
・実装ヘッド: 認識した部品を吸着し、基板上に実装します。
・制御システム: 各機構を高精度に制御します。

チップマウンターは、電子機器の心臓部であるプリント基板の生産に欠かせない装置です。高い生産性と品質を実現し、エレクトロニクス製品の発展を支えています。