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竹中機械製作所では、スリーブ形状部品の加工において変形防止対策を重視しています。スリーブは内外径の寸法精度や真円度が求められる部品であり、加工工程での変形を抑えることが品質確保の要となります。特に薄肉形状や長尺品では、変形リスクが高まるため、加工方法や治具設計、工程管理を徹底しています。
【スリーブ加工での変形防止の重要性】
スリーブは軸受部やガイド部など機械装置の中核をなす部品であり、その精度は装置全体の性能に直結します。加工中の変形や歪みが発生すると、組立時の不具合や早期摩耗の原因となるため、変形防止は不可欠です。
【変形防止の具体的な対策】
1. 内外径バランス加工
・内径と外径を交互に加工し、応力分散を図る。
・片側加工の連続を避け、左右対称の除去量を設定。
2. 専用治具・チャッキング方法の工夫
・薄肉スリーブ専用の内径支持治具を使用し、把握変形を低減。
・4爪チャックや軸心支持を活用し、芯出し精度と把握剛性を両立。
3. 応力除去処理の実施
・荒加工後、熱処理や時効処理を行い、内部応力を解放。
・最終仕上げ加工で変形の再発防止。
4. 精密研削加工の活用
・NC円筒研削盤で内外径を仕上げ、真円度・同心度の精度向上。
・内径NC研削でφ6~φ150の範囲まで高精度加工対応。
5. 中間検査の強化
・三次元測定器、真円度測定器を用いた中間寸法確認。
・変形兆候を早期に発見し、加工条件を適宜調整。
【加工事例】
・SUS304スリーブ φ319×28.5、同心度・平行度0.05mm確保
・S45Cスリーブ φ340×337、直角度0.01mm達成
・SCM420H材スリーブ φ450×355、外径公差0.001mm対応
これらの実績により、航空機部品、自動車部品、プラント用機器など各種分野での高精度スリーブ加工を実現しています。
【ビジネスメリット】
スリーブの変形防止対策を徹底することで、製品の寿命延長やトラブル防止に寄与します。結果として顧客の設備保守費用低減や製品信頼性向上につながり、高評価を獲得しています。
【品質保証体制】
ISO9001認証取得工場として、加工から検査まで一貫体制を構築。全品三次元測定、真円度測定により高品質を保証します。
【今後の展望】
竹中機械製作所ではスリーブ専用加工技術の向上と、新素材対応力強化を進めています。また、量産品だけでなく試作品・単品の変形防止提案も積極的に展開しています。
【お問い合わせ先】
株式会社竹中機械製作所
〒262-0013 千葉県千葉市花見川区こてはし町1669-4
TEL:043-259-2609
FAX:043-250-2074
メール:eigyou@takenaka-kikai.com
URL:http://www.takenaka-kikai.co.jp/
| 会社名 |
株式会社 竹中機械製作所 (たけなかきかいせいさくしょ) |
エミダス会員番号 | 5530 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 千葉県 千葉市花見川区 |
| 電話番号 | 043-259-2609 | FAX番号 | 043-250-2074 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 38人 | 担当者 | 高橋秀和 |
| 産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 産業用機械 | ||
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