自動車(試作)
生産設備
【大型丸物加工に求められる精度管理とは】
φ400以上の丸物部品を対象とした加工は、一般的なサイズの部品に比べて難易度が高くなります。素材の重量やサイズによる変形リスクが増えるため、加工精度を保つには、工程ごとの管理が重要です。
とくに、自動車試作や生産設備向けの機械部品では、加工誤差が全体の性能や組立精度に影響するため、初期設計段階から加工条件を把握しておくことが望まれます。
【φ400以上の加工が難しい理由】
・素材の自重による変形
・チャックや治具による把握ズレ
・切削熱による寸法変化
・機械剛性が不足することで加工時にびびりが発生
・測定機の対応サイズ不足による検査不備
これらは複合的に絡み合い、加工精度を不安定にします。
【高精度加工に必要な工程と管理】
竹中機械製作所では、以下のような工程を一貫して管理しています。
・旋盤による荒加工と芯出し保持
・マシニング加工による追加工(穴・面加工など)
・熱処理(焼入れ・焼戻し)後の寸法変化を加味した工程設計
・円筒研磨による仕上げ精度調整
・三次元測定・真円度測定による検査体制
工程ごとに発生しうる誤差要因を把握し、次工程での補正や再確認を行うことで、高精度な最終仕上げに導きます。
【φ450サイズ・SCM435加工事例】
具体的な加工実例として、φ450×355のSCM435材の部品製作があります。旋盤加工後にマシニング加工を行い、熱処理を経たのち、円筒研磨により仕上げ。同心度0.001mmの精度で加工を完了しています。
大型ワークでありながら、各工程の段取り設計と測定体制により、安定した寸法管理を可能としています。
【検査・測定体制の重要性】
φ400を超える加工では、仕上げだけでなく、検査も重要です。三次元測定器、真円度測定器、画像測定器を使った検査体制により、精度の数値保証が可能です。量産・試作問わず、検査成績書の提出にも対応しています。
【部品設計時からの相談にも対応】
初期段階からのご相談も受け付けています。図面のない状態でも、用途や設計要件をヒアリングしながら、加工フローや必要な治具、測定の考え方までご提案可能です。
【お問い合わせ先】
株式会社竹中機械製作所
〒262-0013 千葉県千葉市花見川区こてはし町1669-4
TEL:043-259-2609
FAX:043-250-2074
URL:http://www.takenaka-kikai.co.jp/
| 会社名 |
株式会社 竹中機械製作所 (たけなかきかいせいさくしょ) |
エミダス会員番号 | 5530 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 千葉県 千葉市花見川区 |
| 電話番号 | 043-259-2609 | FAX番号 | 043-250-2074 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 38人 | 担当者 | 高橋秀和 |
| 産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 産業用機械 | ||
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