【脊椎インプラント開発に求められる“感染対策”の視点】
近年、脊椎インプラントを含む体内固定器具に対する感染対策ニーズが高まっています。特に脊椎手術では、インプラント周囲の感染が術後合併症の主因となることが多く、医療機器メーカーは「機能」と同時に「安全性」を追求した設計が求められています。株式会社豊栄工業では、名古屋大学医学部附属病院との共同研究を通じて、感染制御を意識した脊椎用インプラントの設計・製造支援を行っています。

【感染症予防を見据えた表面処理技術と設計最適化】
弊社が開発支援した脊椎ケージや骨固定プレートでは、設計段階での表面粗度管理、親水性処理、さらには抗菌コーティングの可能性を評価。独自の金属表面処理技術や金属アレルギー対応コーティングも駆使し、細菌付着を抑制する工夫を盛り込んでいます。3DモデリングやCAE解析により、骨との接触面積や圧力分布の最適化も行い、インプラントの安定性と感染リスク低減を両立した設計が可能です。

【医療グレード素材と精密加工で信頼性の高い供給体制を構築】
感染リスクの軽減には、素材そのものの品質も重要です。弊社はチタン合金やコバルトクロムモリブデン合金といった医療グレード素材の高精度切削・研磨加工を得意とし、耐腐食性と生体適合性を兼ね備えた部品を供給しています。ISO13485取得工場内に設置されたクリーンブースでは、組立や最終検査も実施可能。滅菌工程を考慮した製品仕様への対応も含め、安全性を担保した生産体制を構築しています。

【まとめ】
豊栄工業は、感染予防設計に特化した脊椎インプラントの開発支援を通じて、医療現場における術後合併症リスクの低減に貢献しています。機能性と安全性を融合した設計提案から、高精度加工、薬事対応まで一貫支援が可能です。インプラント製品の開発において感染制御の観点を強化したいメーカー様は、ぜひ弊社にご相談ください。

【企業情報】
株式会社豊栄工業
所在地：〒441-1346 愛知県新城市川田字新間平1-369
TEL：0536-22-0696
FAX：0536-22-0896
HP：https://www.hoic.co.jp/