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■ ZAS材の“クセ”とは何か?
ZAS(亜鉛・アルミ・シリコン合金)は、その鋳造性と強度から小型構造部品や薄肉部品に多く用いられますが、加工現場では“厄介な素材”として知られています。特に切削時の「ねばり」「溶着」「加工変形」など、他の金属と違う“クセ”に直面する場面が多くあります。
そのクセを理解せずにアルミ合金や鋳鉄の感覚で加工を行うと、面粗さ不良・工具破損・公差外れといった問題に直結します。
クセ①:切削中の溶着と付着が激しい
ZAS材は柔らかく粘りがあるため、工具の刃先に素材がまとわりつきやすく、切りくずが排出されずに切削面が荒れる、または寸法が狂うという現象が頻発します。当社では、刃先の切れ味が鋭く、溶着に強いTiCNまたはダイヤモンドライクコートの工具を選定。さらに、多刃ではなく2枚刃以下の少刃工具で切りくず排出性を高める工夫をしています。
クセ②:局所的な熱集中による変形
ZASはアルミよりも熱伝導率が低く、切削熱が工具やワークに局所的に残りやすいため、熱変形による寸法ズレや反りが生じることがあります。これに対して当社では、ミスト冷却+インターバル加工(断続加工)を組み合わせ、熱を逃がしながら加工する手法を採用。また、荒加工→冷却時間→仕上げ加工の流れで、寸法安定性を担保しています。
クセ③:鋳造由来の巣や欠陥に注意
ZASは鋳造しやすい反面、内部に鋳巣(空洞)が混じっていることがあり、ネジ穴や薄肉部の加工時に欠けやすいというリスクがあります。これを防ぐには、本加工前に荒取りして巣の有無を確認したり、下穴加工後に手仕上げや軽切削で負荷を分散したりする対応が有効です。とくに重要寸法部には事前に加工順序を工夫することで不良率を低減できます。
■ 加工現場での“クセ対策”の重要性
ZAS材のクセは、一つひとつは些細に見えても、現場での段取りや工具選定、加工順に反映されないと、手直し・再加工・不良流出につながるリスクが高くなります。当社ではZAS材について、専用の加工ノウハウと経験値をもとに標準条件を整備しており、小ロット・短納期でも安定した加工精度を提供しています。
株式会社梅村技研
愛知県名古屋市港区福屋2丁目1
TEL:052-303-0405
URL:https://umemura.co.jp
| 会社名 |
株式会社 梅村技研 (うめむらぎけん) |
エミダス会員番号 | 5255 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市港区 |
| 電話番号 | 052-303-0405 | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 2,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 35人 | 担当者 | 草野 達哉 |
| 産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 測定機械 | ||
| 主要取引先 |
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