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▼ZAS材とはどんな素材か?
ZAS(Zinc-Aluminum-Silicon)は、亜鉛をベースにアルミとシリコンを加えた合金で、高い鋳造性と寸法安定性を持ち、主にダイキャスト部品に使用される素材です。見た目はアルミ合金に似ていますが、加工現場ではまったく違う性質を持つため、アルミの感覚で加工するとトラブルの原因になります。
▼ZASと他材質の違いとは?
【比較①:切削性】
ZASはアルミ合金に比べて粘り気が強く、切りくずが巻きつきやすいという特徴があります。例えば、A5052やADC12などのアルミ系合金が比較的スムーズに切削できるのに対し、ZASでは工具の刃先に素材が溶着しやすく、面粗さや寸法安定性が落ちやすい傾向にあります。特に乾式加工や不適切な工具選定では、面が荒れてしまい、仕上がりにムラが出ることがあります。
【比較②:工具への影響】
鋳鉄やステンレスと比べると硬度は低いものの、ZASは工具にとっては“厄介”な素材です。柔らかいのに粘りがあるため、切削抵抗が高く、工具寿命が短くなりがちです。特に多刃工具では切りくず詰まりが起きやすく、1枚刃〜2枚刃程度のシンプルな工具設計が適しています。さらに、TiCNやTiAlNコートの工具を選ぶことで、刃先の保護と溶着防止に効果が出ます。
【比較③:熱変形と冷却】
アルミよりも熱伝導率が低いZASでは、局所的な熱集中による加工変形が起こりやすいため、冷却方法にも工夫が必要です。当社ではエアブローに加えて、ミスト冷却や低濃度クーラントを併用し、工具温度とワーク温度の急上昇を抑える対応を行っています。
■ 加工対応を分けるべき理由
同じ非鉄金属でも、素材によって最適な工具・条件・工程が異なることは現場での常識です。当社ではZASのような「難削だけど採用頻度の高い素材」に対し、専用の加工データベースを整備し、素材ごとの最適条件を見える化しています。また、設計段階でZASと明記されていなくても、材質確認から対応方法を提案するなど、素材特性に基づいた柔軟な体制を整えています。
株式会社梅村技研
愛知県名古屋市港区福屋2丁目1
TEL:052-303-0405
URL:https://umemura.co.jp
| 会社名 |
株式会社 梅村技研 (うめむらぎけん) |
エミダス会員番号 | 5255 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市港区 |
| 電話番号 | 052-303-0405 | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 2,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 35人 | 担当者 | 草野 達哉 |
| 産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 測定機械 | ||
| 主要取引先 |
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