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■ ZASとはどんな素材か?
ZASは「Zinc-Aluminum-Silicon」合金の略で、亜鉛をベースにアルミニウムやシリコンを加えたダイキャスト向けの材料です。耐摩耗性・寸法安定性・鋳造性に優れており、小物機構部品や複雑形状部品によく用いられます。ただし、切削加工においては“難削材”とされる一面もあり、量産時の工具摩耗やバリの発生、加工変質などに悩まされるケースが多々あります。
■ ZAS加工の課題と向き合う現場対応
当社では、自動車部品・住宅設備機器などZASを使用した鋳造部品の二次加工を多く手がけてきました。ZASの特性として、柔らかい一方でガミー性(粘り)が強く、刃先への付着や溶着が起こりやすいことが挙げられます。また、鋳巣や異物混入などによる不均質も加味しなければなりません。
これに対し、私たちは切削速度を抑え、低送りで安定加工を行うこと、また専用コーティング工具(TiN・TiAlN等)を活用し、切りくず排出性を高めるといった対策を講じています。
■ 工具と条件の選定:重要なのは“相性”
ZAS加工においては、工具形状や刃数の選定が非常に重要です。例えば、通常のアルミ用工具よりも、エッジが鈍く設計された「ZAS向け専用エンドミル」の方が安定するケースもあります。また、油性切削液よりもエアブローやミスト冷却の方が、熱膨張や変質リスクを軽減できるという現場の声もあります。
当社では、実際のワークを使用した前加工試験を通じて、最適な条件出しを行い、量産立ち上げ時のリスクを最小化することを重視しています。
■ 加工品質の確保と検査体制
ZAS部品は組付け後の不具合を防ぐためにも、加工バリの完全除去や寸法公差の維持が不可欠です。当社では、最終工程後に熟練者による全数検査・バリ確認を実施し、不具合流出のない体制を構築しています。また、三次元測定機による記録保管も行っており、品質トレーサビリティにも対応可能です。
■ 工夫と強み
ZAS材は大手では敬遠されがちですが、私たちのような中小製造業では一つ一つのワークに合わせた柔軟な条件調整と現場対応力で信頼を獲得してきました。小ロットでも、試作でも、突発変更でも、「ZASでも断らない」対応力が、お客様のリピートに繋がっています。
株式会社梅村技研
愛知県名古屋市港区福屋2丁目1
TEL:052-303-0405
URL:https://umemura.co.jp
| 会社名 |
株式会社 梅村技研 (うめむらぎけん) |
エミダス会員番号 | 5255 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市港区 |
| 電話番号 | 052-303-0405 | FAX番号 | ログインをすると表示されます |
| 資本金 | 2,000 万円 | 年間売上高 | |
| 社員数 | 35人 | 担当者 | 草野 達哉 |
| 産業分類 | 治工具 / 工作機械 / 測定機械 | ||
| 主要取引先 |
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