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水素脆性は、ステンレス鋼が水素に曝されると脆くなり、破壊しやすくなる現象です。これが特に問題となるのは、石油・ガス産業、原子力産業、化学プラントなど、水素を扱う環境においてです。
耐水素脆性を獲得する方法
1.低炭素含有量を減らす: ステンレス鋼の水素脆性は、炭素含有量に強く依存します。低炭素のステンレス(例:304Lや316L)は、炭素が少ないため水素脆性に強くなります。デメリットとしては、材料メーカーへの特注となることと、炭素が少なる事で強度が落ちるという点があります。
2.フェライト系ステンレスを採用する: オーステナイト系ステンレスに比べ、フェライト系ステンレスは水素脆性に対して比較的強いですが、他のステンレス鋼に比べると強度面で劣ります。
3.表面処理: 水素脆性に対する耐性を向上させるために、表面処理や被覆処理が施されることがあります。これにより、水素の侵入を抑制し、材料の寿命を延ばします。材料を製造後に表面処理を施すコストがかかる割には、あくまで寿命を延ばすという効果にとどまります。
これらの対策は耐水素脆性を向上させることができますが、強度面や接触するなど条件が合わなくなることもあります。
弊社が扱う耐水素脆性Facile(ファシーレ)は、低温高圧水素雰囲気化においてSUS304WPB相当のスプリング特性を維持しつつ、水素脆化が全く生じない材料です。
上記のような対策を行わなくとも、タンクやバルブの部材として採用することで、水素脆性が発生しない機構の実現を可能とします。
将来的に脱炭素の動きが広まれば、自動車や湯沸かし器など、水素はより身近なものとなっていきます。これからの製品への水素脆性対策にFacile(ファシーレ)の採用を是非ご検討ください。
※お問い合わせ先
平野鋼線㈱ 高機能材料チーム
TEL:047-327-2842 FAX:047-327-2818
Email:info@hirano-steel.com
会社名 |
平野鋼線 株式会社 (ひらのこうせん) |
エミダス会員番号 | 5015 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 江東区 |
電話番号 | 03-6892-2841 | FAX番号 | 03-6892-2845 |
資本金 | 10,000 万円 | 年間売上高 | 1,220,000 万円 |
社員数 | 116人 | 担当者 | |
産業分類 | 建築土木資材 / 輸送機器 / 医療機器 | ||
主要取引先 |
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