その他
MYライニング
この記事では、耐食の分野で利用されているフッ素樹脂ライニングの
加工方法についてご紹介します。
主な加工方法はコーティング法、ロトライニング法、シートライニング法の
三点です。
ライニングにおいて、良好な耐食性を得るためには、
ピンホールのない被膜が要求されます。
一方で、一般的なフッ素樹脂コーティングのように、
離型、すべり目的で利用されている薄膜の被膜では、
ピンホールがあるので耐食目的には不向きです。
①コーティング法(塗装法)
スプレーガンまたは静電塗装ガンによる吹き付け塗装
■特徴
塗装なので複雑な形状も加工可能です。内外面の加工ができます。
基材に焼き付けて密着させていますので、負圧環境でもご利用可能です。
加工できる材料は、PFA、FEP、ETFE、ECTFE、EFEPがあります。
加工膜厚は0.3から1㎜ほどです。
塗装、焼成の繰り返しをして塗り重ねて所定の膜厚まで厚くします。
膜厚を厚くするために塗装焼成の繰り返しで加熱を何度も与えます。
加工できる膜厚が他のライニング方法に比べて薄いので耐食性の視点では
劣ります。
吉田SKTのMYライニング®は、コーティング法の良さと耐浸透性向上を両立させています。
▼MYライニング(R)の詳細はこちら▼
➡ https://www.y-skt.co.jp/products-mylining.html
②ロトライニング法(回転成形法)
製品となる缶体の内面に膜厚に相当するフッ素樹脂粉末を投入し、
二軸回転をさせながら外部より融点以上で加熱して内面を覆う手法です。
■特徴
つなぎ目が無く、膜の厚い加工ができます。
複雑な形状のヘッダーにも加工可能です。ただし外面の加工には向きません。
膜厚は、2~5㎜の厚さが可能です。
加工できる材料はPFA、ETFEになります。
▼ロトライニングの詳細はこちら▼
➡ https://www.y-skt.co.jp/products-loto.html
③シートライニング法
PTFEやPFAシートの片面にガラスクロスを熱融着した
GBシートを缶体にゴム系、エポキシ系の接着剤を使用して接着します。
シートのつなぎ目はPFAの溶接材料で溶接をします。
PTFEシートの片面にケミカルエッチングしたシートを使用する場合もあり
PFAGBシートと同様に接着剤を使用して接着します。
PTFEシートのつなぎ目も同じくPFA材で溶接します。
■特徴
シート厚みは、1.5~4㎜です。
通常は2㎜か3㎜になります。
耐食性は他の施工に比べると優れていますが負圧環境では原則お勧めできません。
また、形状が複雑になると施工ができない場合があります。
弊社では、ライニングシートの販売及び施工を承っております。
▼ライニングシートの詳細はこちら▼
➡https://www.y-skt.co.jp/products-liningsheet.html
このようにどの加工方法を選択しても一長一短があります。
そのため、弊社ではご使用条件をヒアリングさせていただきご提案させていただきます。
例えば、化学プラントで耐食設備を検討する場合、
タンクは形状がシンプルなのでシートライニングで加工
撹拌羽根は形状が複雑で全面加工するためコーティング法で加工
タンクに継続する配管類は、内面を加工する為ロトライニングで加工
といったご提案も可能です。
耐食ライニングをご検討の際は、吉田SKTまでお問い合わせください。
▼吉田SKTへのお問い合わせはこちら▼
https://www.y-skt.co.jp/contact.html
株式会社吉田SKT 本社
名古屋市西区花の木1-12-20
TEL:052-524-5211(代表)/FAX:052-524-5287
公式HP:https://www.y-skt.co.jp/
お問い合わせ:https://www.y-skt.co.jp/contact.html
【吉田SKTの特徴】
吉田SKTでは、お客様の多種多様な基材に対応し、
数百種類という材料からコーティングや表面処理をご提案。
お客様が選定できる幅が広がります。
「粘着物の付着を抑える」「すべりをよくする」といった
機能の付加はもちろん、「精度が必要」「耐熱性が必要」など
お客様ごとに異なるニーズや環境にきめ細かく対応することで、
確かな効果を実現。
現場で試せるテストピースもご提供しながらサポートします。
【国内拠点のご案内】
〇名古屋事業所:名古屋市港区新茶屋三丁目1238番地
〇東京事業所:東京都荒川区町屋五丁目4番6号
〇山口事業所:山口県美祢市大嶺町東分字池尻3058番45
〇横浜営業所:横浜市神奈川区神奈川本町3-1弘中ビル302号
〇大阪営業所:大阪市城東区成育四丁目9番14号
〇広島営業所:広島県東広島市西条町下見4343番地10
会社名 |
株式会社 吉田SKT (よしだえすけいてぃー) |
エミダス会員番号 | 49279 |
---|---|---|---|
国 | 日本 | 住所 |
日本 愛知県 名古屋市西区 |
電話番号 | 052-524-5211 | FAX番号 | 052-524-5287 |
資本金 | 5,000 万円 | 年間売上高 | |
社員数 | 170人 | 担当者 | |
産業分類 | 治工具 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
主要取引先 |
|
コンテンツについて
サービスについて
NCネットワークについて