株式会社　中川鉄工所

新産業創出のための総合的支援情報雑誌「ISICO」Vol.70　に掲載されました。

「大型・長尺部品加工で光る技術力　/　難削材の加工に磨きかける」
・　シェールガス採掘用の遠心分離機部品を加工
中川鉄工所の強みは長くて大きな金属部品、しかも加工が難しい材料をミクロン単位の精度で製作する技術力にある。例えば同社では、ポンプに使われるシャフトやガスタービン用のリーマシャフトといった部品を手がけており、最長14ｍ、最大重量10ｔの部品を加工することができる、、、（以下略）

・　産学官連携で最適条件を探る
こうした強みを更に伸ばそうと、同社では昨年9月に県の「ニッチトップ企業等育成事業」の認定を受け、石川県工業試験場、金沢工業大学と連携して技術開発に取り組んできる、、、（以下略）

「シェールガス採掘関連機部品　中川鉄工所、生産を強化」
日本経済新聞-北陸版　2012年11月10日

鋼材加工を手がける中川鉄工所（石川県白山市）はシェールガス採掘の際に使う遠心分離機部品の生産体制を強化する。シェールガスは安価な燃料として世界的に生産拡大が予想されており、採掘機の需要も増える見通し。新規の設備や作業効率化、人員増などにより、5年後に現在の3倍強の年200基を製造、出荷できるようにする、、、（以下略）

「長い鋼材も真円に加工　中川鉄工所（白山市）」
読売新聞-北陸版　2012年10月12日

工場拝見　･･･　船のシャフト材など大きな丸棒状の鋼材が至る所に並ぶ。同じように巨大な機械を操る社員たちが真剣な表情でモニターや加工具合を確認している。大がかりな作業が行なわれている割に静かな工場に驚きながら、中川博社長（66歳）の話に耳を傾けた、、、（以下略）

平成24年9月に石川県の「ニッチトップ企業育成事業」の認定を受け、県工業試験場、金沢工業大学と連携して技術開発に取組んでいます。難削材と称されるインコネルや二相ステンレスなどの機械加工において、技術力向上を目指します。

【対象】　シェールガス採掘に係る遠心分離機のコア部品

【強み】
・長尺・大型部品のミクロン単位での高い加工精度
・難削材の切削加工に対応できる高い技術力

【展開】
・より高度な切削加工技術の開発
・新たな遠心分離機メーカーの受注獲得

石川の県立高校に配布される副読本「ふるさと石川」に、独創的で技術力を持った機械加工メーカーとして紹介されました。

編集：石川県教育委員会　/　発行：東京書籍株式会社

産業機械　･･･　独創的な高い技術で
2020年で操業100年の白山市にあるB社は、長尺・大型・難削材の加工に特化し、国内でも有数の設備と高い技術力を持つ金属加工メーカーである。はじめて工場に足を踏み入れると、まず加工物の大きさに驚かされる、、、（以下略）