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概要
SUS310Sは高温環境下における耐酸化性・耐熱性に優れたステンレス鋼です。通常のSUS304やSUS316では対応が難しい、650℃以上の高温下での使用にも安定した性能を発揮します。
しかし、耐熱性の高さと引き換えに、切削加工においては熱伝導性の低さや加工硬化の起こりやすさが課題となります。
横尾精密工業では、そうした特性に最適化された加工条件と設備を用い、SUS310Sの精密旋盤加工に対応しています。
◇SUS310Sとは?
SUS310Sは、オーステナイト系ステンレスの一種で、高いクロム(Cr)とニッケル(Ni)含有量により、耐酸化性・耐熱性を確保した材料です。
特に、スケールの生成を抑えるための高温耐久部品や、熱サイクルが繰り返される環境で使用される部品に適しています。
硬度や引張強度はやや高めである一方、切削性は一般的なステンレス材に比べてやや低下します。
◇特徴
・高温環境(650~1000℃)での酸化耐性に優れています。
・熱サイクルによる寸法変化が少なく、安定した特性を維持します。
・加工硬化が起こりやすく、切削条件の最適化が求められます。
・一般的なステンレスより工具摩耗が早く、適切な工具選定が不可欠です。
◇使用例
・ 焼成炉や工業炉内部の支持構造体
・ 熱処理装置用の治具およびフレーム
・ 高温流体装置における継手部品
・ 耐熱性を求められる自動機内部の部品
◇加工方法
当社では、φ200まで対応可能な複合旋盤を用いた高精度旋盤加工と、マシニングセンターによる仕上げ加工を組み合わせて、SUS310Sの部品加工に対応しています。
熱伝導性が低いため、工具温度の上昇と摩耗を考慮し、低速回転・高送りを基本とした切削条件を採用しています。
また、耐熱鋼向けに最適化された工具材質を選定し、連続切削による工具損傷の低減も図っています。
◇取組み
難削材に分類されるSUS310Sの安定加工に向けて、当社では加工条件のデータベース化と設備最適化を進めてきました。
複合旋盤での荒加工後、5軸マシニングにて複雑形状の微細加工やバリ処理を行うことで、形状精度と仕上げ品位の両立を実現しています。
また、三次元測定機・面粗さ測定器・真円度測定器による寸法保証体制を構築し、産業装置メーカー様や熱処理装置関連の取引先より高い評価をいただいております。
◇まとめ
SUS310Sはその優れた耐熱性能により、特殊な環境での使用が求められる部品に最適な素材です。
しかし、同時に加工性の難しさも伴うため、精密な切削技術と設備、そして適切な管理体制が必要不可欠です。
横尾精密工業では、φ200までの旋盤加工と高精度な5軸加工を組み合わせ、SUS310Sの加工においても高い品質を提供しております。
難削材でお困りの際は、ぜひご相談ください。
◆企業情報
横尾精密工業株式会社
〒322-0302
栃木県鹿沼市深程171-1
Tel:0289-75-1123
Fax:0289-75-1125
GoogleMap: https://maps.app.goo.gl/GazY7ntemhpGTZUF6
| 会社名 |
横尾精密工業 株式会社 (よこおせいみつこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 47343 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 栃木県 鹿沼市 |
| 電話番号 | 0289-75-1123 | FAX番号 | 0289-75-1125 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 100,000 万円 |
| 社員数 | 20人 | 担当者 | 横尾 光則 |
| 産業分類 | 治工具 / 測定機械 / 通信機器 | ||
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