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SUS440Cは硬度が非常に高いため、加工時に刃物の摩耗が激しく、寸法精度を保つには慎重な条件設定が求められます。実際の製作では、切削条件の調整や工具選定に時間をかけ、バリやキズのない仕上がりを実現しました。高硬度材に対応する現場の知見と技術が大きな鍵となります。
◇SUS440Cとは?
SUS440Cは、マルテンサイト系ステンレス鋼の一種で、HRC58以上の高硬度を持つ耐摩耗材です。焼入れ処理により硬化し、精密機械や産業装置の摩耗部品に使用されることが多い素材です。耐食性と高硬度を両立できるため、過酷な環境下でも性能を維持します。
◇特徴
・高硬度(HRC58以上)で優れた耐摩耗性
・バリやキズのない丁寧な仕上げ
・図面通りの寸法管理(精度5/1000対応)
・真空超音波洗浄機による洗浄・仕上げ対応
◇使用例
・ ベアリングカラー
・ バルブ部品
・ 精密シャフト(回転部)
・ 測定器構成部品
◇加工方法
加工は主に旋盤(ターニング)と仕上げ旋盤を用いて行います。φ100以下の丸物を中心に、粗加工後は工具摩耗を抑えながら仕上げ加工を行います。面粗さ測定器や真円度測定器を活用し、表面品質と寸法精度の両立を図っています。硬度に応じて切削速度や工具材質を柔軟に選定しています。
◇取組み
高硬度材の加工では、経験のあるオペレーターによる刃物の異常検知や微細な加工音の変化への対応が重要です。横尾精密工業では、試作から小ロット(〜200個)、量産まで対応しており、バリの発生や仕上がり面の不具合を抑えるための工程設計にも注力しています。加工後は真空超音波洗浄を行い、精密部品としての品質を確保しています。
◇PR
SUS440Cのような高硬度材は、加工の難易度が高く対応できる業者が限られます。横尾精密工業では、5/1000の高精度加工、真円度測定・画像測定器などの充実した検査体制を備えています。高耐摩耗性の丸物部品を検討されているお客様は、ぜひお気軽にご相談ください。
◆お問い合わせ先
横尾精密工業株式会社
〒322-0302
栃木県鹿沼市深程171-1
Tel:0289-75-1123
Fax:0289-75-1125
| 会社名 |
横尾精密工業 株式会社 (よこおせいみつこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 47343 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 栃木県 鹿沼市 |
| 電話番号 | 0289-75-1123 | FAX番号 | 0289-75-1125 |
| 資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 100,000 万円 |
| 社員数 | 20人 | 担当者 | 横尾 光則 |
| 産業分類 | 治工具 / 測定機械 / 通信機器 | ||
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