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FARO導入事例紹介いただきました 「時短測定の追求 FARO携帯型3次元測定器の複数台活用」
2011年11月08日
時短測定の追求 FARO携帯型3次元測定器の複数台活用
記事の一部を抜粋(以下ULRより記事全文をご確認いただけます。)
http://www.faroasia.com/epu/jp/index.php?p=2483?pid=jp091111nr
シーコム株式会社(以下シーコム)は、各種金属部品の板金加工から組み立てをまでを行う、高い技術力を持った試作開発メーカーです。創業時から自動車関連の製品の試作・製造を主力事業としていますが、産業機械や鉄道などの各種部品も手掛けており、試作だけではなくそれらの部品の型具、治具の設計・製造、販売も行っています。90年代からは新規分野として航空宇宙分野にも進出し高い技術力を誇る、広島県有数の企業です。
シーコムの技術力の高さの要因には、常に新しい設備・装置の導入に努めてきたことがあります。その一例として、西日本で初めてレーザー加工機を導入したことで話題になったことなどが挙げられます。そのような技術革新を推し進めた結果、モデリングからDNC加工までのFA化を実現、開発から納品までの大幅な時間短縮や他社の追随を許さない高い品質を実現しています。
■ 課題:データ処理の煩雑さと測定者の練度による結果の違い
FAROの3次元測定器を検討したのが約10年前のことです。シーコムでは元々レイアウトマシンを使用した3次元測定を行っていました。しかし、ワークの移動や設置に時間がかかるだけでなく、測定結果も測定ポイントの数値データのみだったため、測定結果を基に手計算を重ねて必要なデータを抽出しなければならない煩雑さに悩まされていました。またワークのセットアップを含めて測定には熟練を要するため、測定者の練度によって測定結果に差が出やすい課題もありました。
■ 技術革新の一環として、FAROの3次元測定器へ
〝測定室に縛られることなく現場で、より簡単に測定できないか〟
〝測定者による誤差を抑えられないか〟
そのような要望を持っていた時に出会ったのが、従来の3次元測定器とは異なるコンセプトのFAROの測定器です。FAROのアーム型測定器は多関節構造と可搬性により、高度な自由度を持った点が従来までの3次元測定器とは異なっていたこと、そして測定ソフトウェアの操作性が良く、それまで人の労力に頼ってきた測定作業を簡略化できることが大きな魅力になり、シーコムはファローアームの導入に至りました。
『導入のポイント』
・測定器の可搬性
・測定結果の安定性
・多関節構造による利便性
・測定ソフトウェアの操作性
■ 測定作業の効率化
導入当初は新しい測定器ということもあって測定の手順や作業プロセスの確立で難しい面もありましたが、それらを差し引いても大きなメリットを感じていました。測定業務に携わっているスタッフの方々が異口同音に言うメリットは、「測定作業時間の飛躍的な短縮」でした。その具体的な内容として以下の点を挙げています。
・測定物のセットアップ時間の短縮
・測定手順の簡便さによる作業時間の短縮
・手計算に頼っていた複雑な測定にも対応可能
複雑な形状や測定内容であっても簡便に測定できること、測定場所を選ばないことがシーコムでの測定作業に見事に合致しました。ファローアーム導入当初、3次元測定の主作業はレイアウトマシンでしたが、導入後は利便性の高さによって測定作業が徐々にファローアームを使用した測定作業に変わっていきました。
最終更新日:2017-01-17
経営&情報システム「ワイエムビジネスレポート 2013 6月号 No.59」へ掲載いただきました。
「目配り、気くばり、心配り」を志に
シーコム株式会社 代表取締役社長 岩本 浩
http://www.ymcs.co.jp/nyukai-annai/pic/report_201306_t.pdf
わが社は創立41期を迎えた自動車総合サービス業を主体とする中国自動車工業(株)を母体に、来期30 期を迎えるシーコム株式会社と経理労務関連のシーコムサービス(株)で運営をしております。
昨年末まで日本は円高で厳しい状態が続き、各社が厳しい冬を耐え忍び暖かい春を待ち望んでいたのではないでしょうか。年末から円安に動きはじめ株価も上昇し、多くの企業は春の芽生えを感じていらっしゃるのではないかと思います。シーコムもご多分にもれず厳しい状況が続いておりましたが、海外営業を国内営業同様に展開していたのが幸いし、国内受注が厳しい中、海外受注をいただき仕事量確保に努めてきました。
僭越ではありますが、シーコムについて少し紹介させていただきたいと思います。
主な業務内容は、自動車部品製造、航空機部品製造、産業ガスタービン部品製造、建設機械、農機具、各種加工などで、各メーカーさまにご協力をさせていただいております。社員は新卒、中途、派遣、パート、アルバイトで構成しています。勤続年数の長い社員が多いことが自慢ですが、ベテランと若手が同じ仕事をし、ノウハウの伝承と技術の継承をしながら品質向上と納期に対応しています。
毎年社員教育の一環としてさまざまなことを進めておりますが、特に資格取得には力を入れています。国家技能検定である「打ち出し板金1級」「曲げ板金1級」の資格を持った社員が多数在籍していることから、日常の仕事を通じて資格取得と相互研鑽を推奨し、毎年年 間教育計画を立て、より高い目標に挑戦してもらっています。また、年度の最初に個人目標を立てて食堂に張り出し、各人の個人目標が順調に推移しているか上司がチェックしています。
その他には、全社員が毎月1人1件改善提案書を提出しています。作業における生産性改善を重視しながら、設備、作業の改善に向けた意見を提出してもらい、幹部が1枚ずつ確認して現場に有効に反映しています。
会社にさまざまなスローガンを掲示していますが、特に大切な「目配り、気くばり、心配り」の掲示は各所に貼っております。私たちは、お客さまをはじめ関連会社、材料メーカー、部品商、外注先など、多くの方々に支えられて仕事ができています。やはり何事も「目配り、気く ばり、心配り」が大切であり、仕事においても人に対しても、平生で行えるように志にしております。幹部には仕事における私の気づきをよく伝えていますが、3日以内に対策を実施するようにお願いしています。幹部だけでなく全社員一人ひとりに「目配り、気くばり、心配り」を身につけてもらえれば、公私に渡ってプラスの効果が出るものと思います。
今後も継続し、思いやりを持って「目配り、気くばり、心 配り」のできる会社、できる人材の育成に努めていきたいと思います。
最終更新日:2017-01-17
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