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【スピンドルが加工現場にもたらす3つの価値】
ものづくりの現場で、見落とされがちですが極めて重要な工具、それが「スピンドル」です。多くの人が「回転させる装置」という理解に留まりがちですが、実際には加工の効率や品質、コストにまで影響を与える、非常に戦略的な要素です。ここでは、スピンドルが加工現場にどのような「価値」をもたらすかを掘り下げていきます。
【価値①:加工スピードと生産性の起点】
スピンドルの回転数やトルクは、切削や穴あけなどの加工スピードに直結します。例えば、1分間に10,000回転するスピンドルと、40,000回転するスピンドルでは、同じ作業でも時間が大きく異なります。高速回転によってサイクルタイムが短縮され、1日に処理できるワーク数が増加。これが生産性の向上につながります。
【価値②:精度と仕上がりを左右する核心部品】
スピンドルの「振れ精度」は、製品の寸法精度や表面の滑らかさを大きく左右します。振れとは、回転中のブレのことで、これが大きいと寸法がばらついたり、工具の寿命が縮んだりする要因になります。加工誤差を抑えるには、3μm以下といった高精度なスピンドルが欠かせません。
【価値③:設備投資の成否を左右する選定要素】
スピンドルは一度導入すれば長期間使われるパーツであり、機械全体のパフォーマンスを左右する存在でもあります。適切なスピンドルを選ぶことは、加工の再現性、ランニングコスト、さらには設備の更新頻度にも影響を及ぼします。逆に不適切な選定は、故障や歩留まり悪化を引き起こし、結果的に高いコストを招きます。
【まとめ】
スピンドルは、単なる「回転装置」ではなく、加工品質と生産性の根幹を支える戦略的部品です。その性能と仕様が、加工ライン全体の成果に直結します。だからこそ、加工現場におけるスピンドルへの理解は欠かせません。
なお、スズキプレシオンでは、既存設備のまま回転数を4倍に引き上げる「アイビー・スピンドル」を展開しています。スピンドル技術に関心のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
【企業情報】
株式会社スズキプレシオン
所在地:〒322-0251 栃木県鹿沼市野尻113番地2
TEL:0289-65-6001
FAX:0289-62-8084
HP:https://www.precion.co.jp/
| 会社名 |
株式会社 スズキプレシオン (すずきぷれしおん) |
エミダス会員番号 | 46376 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 栃木県 鹿沼市野尻 |
| 電話番号 | 0289-65-6001 | FAX番号 | 0289-62-8084 |
| 資本金 | 3,000 万円 | 年間売上高 | 100,000 万円 |
| 社員数 | 48人 | 担当者 | 麦島 佳弘 |
| 産業分類 | 工作機械 | ||
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