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硬質アルマイト処理は、低温の硫酸液などの酸性液で厚くアルマイト皮膜を生成する処理のことをいいます。硬質アルマイト処理を行って生成された皮膜は、高硬度(Hv450〜500)及び、耐摩耗性に優れた陽極酸化皮膜になることが特徴で、自動車や航空部品などに広く採用されている処理方法です。
低温の硫酸液で厚い皮膜を生成する硬質アルマイト処理は、高硬度(Hv450〜500)でかつ耐摩耗性に優れた皮膜になることが特徴です。そのため、硬質アルマイト処理のことをハードアルマイトと呼ぶこともあります。
硬質アルマイト処理の特徴は主に5つあり、「硬度が高い」「皮膜を厚くできる」「耐摩耗性が向上し硬質クロムメッキと遜色ない摺動摩耗性が手に入る」「絶縁皮膜」であり抵抗値が10の12乗Ωから10の14乗Ωとなる」「破壊電圧」が高く、封孔処理したもので1000〜2000Vある」といったことが挙げられます。
中でも、硬度が高くなることで得られる摺動摩耗性については、摩耗性、滑り特性が求められる自動車部品等にとっては重要な要素です。通常のアルマイト処理よりも厚い皮膜が生成されるため、強度が増し耐久性が向上します。
硬質アルマイト処理のメリットは次の3つです。
・硬度や耐摩耗性を上げることが出来る
硬質アルマイト処理は、硬度が高い(Hv450〜500)ため、自動車や機械など工業分野で広く使われています。また、処理後にバフ研磨が可能なので、光沢を求めたい製品などにも採用できます。
・膜厚を厚く処理出来る
硬質アルマイト処理は皮膜を厚くすることができ、その膜厚は素材にもよりますが30〜100µm厚まで可能です。硬度だけでなく膜厚も厚くできることにより、耐久性も向上します。
・潤滑性が向上する
硬質アルマイト処理は、テフロンを含浸したりバフ研磨をしたりできるため、潤滑性を向上させることも可能です。
硬質アルマイト処理は、品質の性能としてさまざまな優れた特性がありますが、中でも重要なのは、皮膜厚さ、皮膜硬さおよび耐摩耗性です。
その他、単位面積当たりの皮膜質量、耐食性、潤滑性、絶縁耐力等がありますが、反面、皮膜がもろいといったデメリットもあります。ですからメッキに求めたい性能や素材の特性を理解した上で硬質アルマイト処理を選択しなくてはなりません。
会社名 |
三和メッキ工業 株式会社 (さんわめっきこうぎょう) |
エミダス会員番号 | 34280 |
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国 | 日本 | 住所 |
日本 福井県 福井市 |
電話番号 | 0776-23-1639 | FAX番号 | 0776-27-4726 |
資本金 | 1,000 万円 | 年間売上高 | 50,000 万円 |
社員数 | 35人 | 担当者 | 清水 栄次 |
産業分類 | 工作機械 / 産業用機械 / 電子部品 | ||
主要取引先 |
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