半導体
半導体関連の装置に使用する樹脂部品では、必要な形状や寸法に加え、数量や精度を考慮して加工方法を選ぶ必要があります。特に1個から100個程度の少量部品では、既製品で必要な仕様を満たせず、図面に合わせた専用部品の製作が必要になるケースがあります。
こうした少量の樹脂部品では、素材から必要な形状を削り出す切削加工が選択肢になります。一方、POMは加工対象として広く使用される樹脂ですが、形状や要求精度によって加工条件が変わるため、材質名だけで加工可否を判断することはできません。
ヤマデンではPOMを含むプラスチックの切削加工に対応しており、樹脂加工だけでなく、曲げ・接着・溶接などの加工にも対応しています。今回紹介するのは、半導体関連で使用されるPOM部品の加工事例です。少量部品を外注する際に確認したい寸法、数量、精度などのポイントを整理します。
【技術・製品概要】
POMはポリアセタールと呼ばれるエンジニアリングプラスチックです。耐摩耗性、摺動性、寸法安定性、耐溶剤性に優れ、吸水性が小さいという特徴があります。歯車やギア、軸受、食品機械部品、自動車部品、家電製品部品などにも使用される材料です。
今回の事例では、半導体関連の部品にPOMを使用し、切削加工によって製作しています。ロット1~100個の少量製作に対応した事例で、要求される形状や精度を確認しながら加工方法を検討することが重要になります。
〈製品概要〉
・業界:半導体
・材質:POM
・寸法:60×25.5×25
・加工方法:切削加工
・ロット:1~100個
・精度:0.1mm~1/100mm
【特長・技術ポイント】
〈POMの寸法安定性を生かした部品加工〉
POMは寸法安定性に優れるという特徴があり、寸法を考慮する機械部品の材料候補として使用されています。吸水性が小さいことも特徴の一つです。
ただし、実際にどの程度の精度で加工できるかは、部品の形状や寸法、加工箇所などによって異なります。そのため、POMという材料だけで判断せず、図面と要求精度を確認したうえで加工条件を検討することが重要です。
〈摺動性や耐摩耗性を持つ樹脂材料〉
POMには耐摩耗性や摺動性があり、ギアや軸受などにも使用されています。このような特性が求められる機構部品では、用途に応じて材料候補として検討できます。
一方、半導体関連の部品でも使用条件はそれぞれ異なります。必要となる性能や使用環境を整理し、POMの特性が用途に合っているか確認することが求められます。
〈1個から100個までの少量切削〉
今回の加工事例では、ロット1~100個に対応しています。試作としてまず1個製作したい場合から、同一部品を複数必要とする場合まで、数量に合わせた切削加工を検討できます。
少量部品では、数量だけでなく形状や加工工程も加工方法を決める要素です。今後の数量変更が想定される場合には、初回数量とあわせて共有しておくと検討を進めやすくなります。
〈要求精度を図面から確認〉
今回の事例では、精度0.1mm~1/100mmという条件で加工しています。ただし、すべての形状や寸法に同じ精度を適用できるという意味ではありません。
精度が必要な箇所と一般的な寸法部分を図面上で明確にすることで、加工条件を整理しやすくなります。特に精度を求める樹脂部品では、寸法だけでなく形状や材質特性まで含めた確認が重要です。
【活用例】
〈半導体関連の少量樹脂部品〉
半導体関連では、装置ごとの仕様に合わせて専用の樹脂部品が必要になる場合があります。既製品で形状や寸法が合わない場合には、POM素材からの切削加工によって必要な部品を製作する方法があります。
〈試作から少量製作までの部品〉
新しい部品の検討では、最初から多くの数量を製作するのではなく、まず少数を加工したい場合があります。今回のようなロット1~100個の切削加工であれば、試作から少量製作まで数量に応じた相談が可能です。
〈精度指定がある樹脂部品〉
組み付けや機構上の理由から、一部の寸法に精度が必要となる部品もあります。その場合は、材質、形状、基準となる箇所、要求精度などを図面で確認し、加工可否を判断することがポイントです。
【判断軸・導入メリット】
〈POM切削部品を相談する際の確認事項〉
POM部品の外注では、「POMを切削したい」という情報だけでなく、用途や数量、要求精度まで整理することが重要です。図面をもとに必要条件を共有することで、加工方法や対応可否を検討しやすくなります。
・部品の用途
・図面、形状、寸法
・POMの材質指定
・必要数量
・要求精度と対象箇所
・使用環境
・試作後の数量
・追加加工の有無
・希望納期
特に精度指定がある場合には、部品全体に同じ精度が必要なのか、特定箇所だけに必要なのかを整理することがポイントです。仕様が確定していない段階でも、分かっている条件をもとに加工方法を相談できます。
【まとめ】
POMは耐摩耗性、摺動性、寸法安定性、耐溶剤性などを持つエンジニアリングプラスチックです。半導体関連の少量部品を製作する場合には、POMの材料特性だけでなく、形状、数量、要求精度を確認したうえで切削加工を検討することが重要になります。
今回の事例では、POMを使用した60×25.5×25の部品を切削加工し、ロット1~100個、精度0.1mm~1/100mmに対応しています。少量製作や精度指定のあるPOM部品を検討する際の加工事例です。
ヤマデンではプラスチック切削加工に加え、曲げ、接着、溶接などの加工にも対応しています。用途、図面、寸法、数量、要求精度、使用環境、追加加工の有無などを整理することで、POM部品の加工方法について相談できます。
【お問い合わせ先】
株式会社ヤマデン
〒192-0375 東京都八王子市鑓水2丁目174-3
TEL:042-682-2811
URL:https://yamaden-ltd.co.jp/
| 会社名 |
株式会社ヤマデン (旧:山口電材 株式会社) (やまでん) |
エミダス会員番号 | 3083 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 八王子市 |
| 電話番号 | 042-682-2811 | FAX番号 | 042-682-2815 |
| 資本金 | 4,000 万円 | 年間売上高 | 434,000 万円 |
| 社員数 | 228人 | 担当者 | 朝比奈 勇一 |
| 産業分類 | 測定機械 / 産業用機械 / 医療機器 | ||
| 主要取引先 |
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