本製品は、PVC（硬質塩化ビニル）を素材とした深堀切削と深穴加工を組み合わせた精密部品です。複合加工機を活用して外形加工から内径の深穴加工までを一体で行っており、特に摺動性を左右する内面の面粗度に配慮した高精度な加工を実現しています。株式会社ヤマデンでは、このような複雑形状かつ高要求の樹脂加工にも的確に対応し、試作から量産までをトータルサポートいたします。

PVC（ポリ塩化ビニル）は、耐薬品性や電気絶縁性に優れた汎用樹脂として広く使用されており、特に硬質タイプは構造部材や配管用途にも利用されます。一方で、加工時には素材特有の脆さや熱による変形への配慮が求められます。特に深穴加工においては、切削条件が製品品質に大きく影響し、彫り込みピッチや回転速度の設定には高度なノウハウが必要です。

今回の製品では、複合旋盤を用いることで一連の加工を一貫して行い、芯ずれや振動による内径精度の低下を防ぎながら、滑らかで均一な面粗度を確保しています。摺動性が求められる用途では、微細な面粗度の差が機能性に直結するため、加工条件の最適化には特に注意を払いました。

また、図面が無い状態からのご相談も可能で、ヤマデンでは現物の採寸、図面化、加工までを社内で一貫して対応。お客様のご要望に合わせた柔軟な製作体制を整えております。

【詳細】
・素材：PVC（硬質塩化ビニル）
・加工方法：複合旋盤による深堀切削＋深穴加工
・特徴：滑らかな内径面粗度を実現
・対応：図面無しでも採寸・図面化から対応可能
・対応ロット：試作1個から量産まで
・用途：摺動部、絶縁部品、液体・ガス配管関連部材

【特徴】
・硬質PVCにおける深堀切削＋深穴加工の実績多数
・内径面粗度を重視した高精度加工に対応
・複合加工機による一体加工で精度と効率を両立
・熱変形・切削粉処理など、樹脂特有の課題に対応
・図面が無い状態からの製作にも柔軟対応

【使用例】
半導体装置の摺動ガイド部、耐薬品パイプ部品、検査装置の内部構造材、液体処理機器の接液部などに広く利用されています。

【PR】
株式会社ヤマデンは、PVCをはじめとする多種多様な樹脂素材に対応する切削加工技術を有し、精密・高精度加工が求められる半導体・電子機器分野を中心に数多くの実績を重ねています。複合加工機や高性能工具を駆使し、複雑形状や深穴加工といった難易度の高い加工にも柔軟に対応しています。

1個からの試作、小ロット生産、短納期対応まで、お客様のご要望に合わせた最適な加工をご提案いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

【お問合せ先】
株式会社ヤマデン
〒192-0375 東京都八王子市鑓水2丁目174-3
TEL：042-682-2811
ホームページ：https://yamaden-ltd.co.jp/