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PTFE(テフロン)は、耐薬品性や耐熱性、電気絶縁性に優れたフッ素樹脂です。半導体製造装置や医療機器、化学設備など、薬液や高温環境で使用される部品に数多く採用されています。
一方で、切削加工では寸法管理が難しい材料として知られています。図面どおりに加工したにもかかわらず寸法が合わない、加工直後は公差内でも翌日に測定すると数値が変わっている、といった経験をされた設計者や加工担当者も少なくありません。
こうした現象は加工機の性能だけが原因ではなく、PTFEが持つ材料特性による影響が大きく関係しています。
この記事では、PTFE加工で寸法が安定しにくい理由と、加工現場で行っている変形対策についてご紹介します。
【PTFE加工で寸法が出ない理由】
PTFEは柔らかく弾性があるため、加工中に加わる力の影響を受けやすい材料です。工具による切削抵抗やチャックの締め付けによって一時的に変形し、固定を外したあとに元の形へ戻ろうとすることで、加工直後と時間が経過したあとで寸法が変化する場合があります。
熱膨張率が大きいことも、寸法管理を難しくする理由の一つです。切削時に発生する熱だけでなく、室温の変化でもわずかに伸縮するため、加工直後は問題がなくても、時間を置いて測定すると公差を外れてしまうことがあります。
PTFEは削ること自体が難しい材料ではありません。難しいのは、加工後も寸法を安定した状態で維持することです。そのため、図面どおりに加工するだけではなく、材料の変形や戻りまで考慮した加工方法が求められます。
【PTFE加工で起こりやすいトラブル】
PTFE加工では、加工後に寸法が変化するだけでなく、穴径が安定しない、薄肉部が変形する、リング形状の真円度が出にくいといったトラブルも発生します。長尺部品では加工中のたわみが影響し、チャックで固定した部分だけ寸法が変化するケースもあります。
こうしたトラブルは、加工機の精度だけで解決できるものではありません。材料の特性を理解したうえで、固定方法や加工順序、切削条件を製品ごとに検討することが重要です。
特に薄肉部品や小径部品では、わずかな加工条件の違いが仕上がりに影響します。同じ図面であっても、加工方法によって寸法精度が変わることは珍しくありません。
【加工現場で行う変形対策】
PTFE加工では、材料へ不要な応力を与えないことを基本にしています。切込み量や送り速度を調整し、切削熱や加工負荷をできるだけ抑えながら加工を進めます。チャック圧も必要以上にかけず、材料が変形しにくい状態を保つことが重要です。
仕上げ加工では、一度で寸法を決めるのではなく、加工後の状態を確認しながら少しずつ仕上げていきます。寸法公差が厳しい部品では、荒加工と仕上げ加工を分けることで、加工後の寸法変化を抑えやすくなります。
リング形状や薄肉部品では、加工する順番を変えるだけで変形量が改善することもあります。製品形状に合わせて工程を組み立てることが、安定した品質につながります。
【加工時に注意しているポイント】
PTFEは加工条件の違いが仕上がりに表れやすい材料です。一度に大きく削ると切削熱の影響を受けやすくなり、加工後の寸法変化につながることがあります。
チャックの締め付けが強すぎる場合も注意が必要です。加工中は問題なく見えていても、取り外したあとに寸法が変わることがあります。穴加工では材料の戻りを考慮し、リング形状では真円度を維持できる固定方法を選ぶなど、形状ごとに加工方法を工夫しています。
加工条件を少し調整するだけで、仕上がりが大きく改善することもあります。PTFEは経験や加工ノウハウが品質に反映されやすい材料と言えるでしょう。
【ヤマデンのPTFE加工実績】
ヤマデンでは、半導体製造装置向け部品を中心に、多くのPTFE加工を手がけています。
・インシュレーター
・絶縁部品
・リング加工
・シート加工
・NC旋盤加工
・マシニング加工
・試作品
・小ロット加工
寸法公差が厳しい部品や小径部品、複雑形状にも対応しており、用途や使用環境に合わせた加工方法をご提案しています。
【PTFE加工でお困りではありませんか】
PTFE加工では、図面どおりに削るだけでは品質を安定させることはできません。材料の特性を理解し、製品形状や用途に合わせて加工条件を組み立てることが重要です。
寸法が安定しない、加工後に変形してしまう、他社では加工が難しいと言われた。このようなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。試作品1個から量産品まで、用途に合わせた加工方法をご提案いたします。
【よくあるご質問】
Q.PTFEは加工しやすい材料ですか。
A.切削加工そのものは比較的行いやすい材料ですが、寸法を安定させるには加工条件や固定方法を工夫する必要があります。
Q.PTFEはなぜ変形しやすいのですか。
A.柔らかさと弾性があり、熱による伸縮も大きいためです。切削力や固定方法、切削熱の影響を受けやすく、加工後に寸法が変化することがあります。
Q.PTFEでも高精度加工は可能ですか。
A.はい。材料特性に合わせて加工条件や工程を調整することで、高精度な加工にも対応しています。
Q.試作品1個から依頼できますか。
A.はい。試作品1個から対応しています。評価用部品や小ロット加工もお気軽にご相談ください。
【まとめ】
PTFE加工で難しいのは、削ることではなく、加工後も寸法を安定した状態で維持することです。材料の柔らかさや熱による伸縮を考慮し、加工条件や固定方法を適切に組み立てることで、仕上がり品質は大きく変わります。
ヤマデンでは、半導体製造装置向け部品をはじめ、さまざまなPTFE加工に対応しています。寸法精度や変形でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
【お問合せ先】
株式会社ヤマデン
〒192-0375 東京都八王子市鑓水2丁目174-3
TEL:042-682-2811
ホームページ:https://yamaden-ltd.co.jp/
PTFE(テフロン)の切削加工をはじめ、PVC、POM、PEEK、MCナイロンなど各種エンジニアリングプラスチックの加工に対応しています。試作品から量産品まで、お客様の用途や要求精度に合わせた加工方法をご提案いたします。
| 会社名 |
株式会社ヤマデン (旧:山口電材 株式会社) (やまでん) |
エミダス会員番号 | 3083 |
|---|---|---|---|
| 国 | 日本 | 住所 |
日本 東京都 八王子市 |
| 電話番号 | 042-682-2811 | FAX番号 | 042-682-2815 |
| 資本金 | 4,000 万円 | 年間売上高 | 434,000 万円 |
| 社員数 | 228人 | 担当者 | 朝比奈 勇一 |
| 産業分類 | 測定機械 / 産業用機械 / 医療機器 | ||
| 主要取引先 |
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