自動車業界や家電業界など、大量生産が求められる市場では「多数個取り」の樹脂成形金型が欠かせません。
特に300t以上の大型金型になると、精度や耐久性はもちろん、製品の一貫した品質確保も大きな課題になってきます。

今回は、300t以上の樹脂成形金型で多数個取りを行う際のポイントをいくつかご紹介します。

▼金型の均一な冷却
まず大切なのが「冷却」です。
多数個取りでは、全てのキャビティで樹脂を均等に冷やすことが重要になります。
冷却にムラがあると、製品ごとに収縮率やサイズが変わってしまい、品質にばらつきが出てしまうんです。
だからこそ、冷却ラインの設計や配置が金型開発の肝になるわけです。

▼均一な樹脂供給
次に気を付けたいのが、「均一な樹脂供給」です。
ここで大切なのは、ランナーバランスとキャビティ配置です。
どのキャビティにも同じよう樹脂が流れ込むように設計しないと、形が崩れたり流動痕が残ったりしてしまいます。

▼高精度な加工技術
最後に、樹脂成形金型自体の「精度」も重要です。
多数個取りだと、一つのキャビティのズレが全ての製品に響いてしまいます。
0.01mmレベルの精度が必要なので、本当に緻密な作業が求められるのです。

「うちの製品にもこんな金型が使えそうだな」と思った方は、是非松江鉄工所にご相談ください。
冷却技術や樹脂の均一供給、精密加工など、多数個取りの難しい課題にも自信を持って取り組めます。
お気軽にお問い合わせください、一緒に最適な解決策を見つけていきましょう！


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