導入メリット/技術区分 : 品質向上 めっき
クロムめっきは高耐食性を有しためっき皮膜と呼ばれていますが、めっきの成長過程で必ず微細な割れ(クラック)が形成され、そこに腐食因子が入り込むと一気に腐食が進行するという側面を持っています。 そこで、クラックをガラス系の無機物でふさぎ、耐食性に優れためっき皮膜の開発を進めています。
【ハイブリッド膜の構造】
クロムめっきのクラックにガラス系無機物を含浸させハイブリッド化(複合化)した皮膜です。クロムめっき皮膜の弱点を無機物が補うことで機能性が大幅に向上します。
【耐食性】
ハイブリッド化することで耐食性の大幅な向上が実現できました。
(キャス試験20日で赤錆発生なし)
【表面機能特性】
耐摩耗性や濡れ性等を兼ね備えた高機能表面処理も作製可能です。
【適用例】
耐食性が要求される工業用部品(シリンダー、シャフト、ロールなど)、海洋雰囲気やオゾン雰囲気など腐食性が高い環境で使用される機械部品、離型性や耐食性が要求される部品など
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