導入メリット/技術区分 : 工法転換 高機能化 品質向上 耐熱性向上 めっき
現在使用されている硬質クロムめっきはめっき自体には有害なものが含まれないクリーンなめっき被膜である。しかし、原材料に6価クロムを使用することから、作業環境上の問題があるといわれている。
そこで原材料に毒性の少ない3価クロムを使用することで作業環境の改善を図ると同時に従来の6価クロムからの皮膜には無い特性を付与させた新たな硬質クロムめっき被膜を開発する。
3価クロムめっきについては既に装飾用途では実用化されているが、厚付が困難であるといった問題点があるため、工業用用途では実用化されていない。こういった問題点を解消して、工業用途に適した硬質3価クロムめっき被膜の実用化を図る。
3価クロム浴からのめっき被膜の厚付に成功することで作業環境の改善を実現すると同時に、熱処理によってHV1500近くの硬度に達する高硬度のクロムめっき被膜を実現した。
硬質3価クロムめっきは高硬度に加えて従来の硬質クロムめっきでは不可能であった皮膜中へのアルミナや炭化ケイ素などの複合も可能となっている。これにより耐摩耗性等の皮膜特性の向上が期待される。
現在、小物部品への施工が可能となっており今後用途開発を行っていく。
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