概要
銅の薄板加工には細心の技術と経験が求められます。特に、板厚0.1mmの薄い銅材に対して、小径穴を加工する場合、切削精度を確保しつつ、変形や破損を防ぐ工夫が必要です。穴が板端に近い場合、さらに難易度が上がりますが、有川製作所では、長年のプレス加工技術と実績を活かし、板厚の60％までの穴径であれば加工が可能な技術力を提供しています。

◇銅薄板小径穴加工とは？
銅は高い導電性と熱伝導性を持つため、電子部品や電気機器に幅広く利用される金属です。この銅薄板に小径穴を加工することで、精密な電子部品や接続端子の製造に貢献します。特に板端に近い部分の穴加工は、繊細な技術が必要とされます。

◇特徴
- 銅薄板の板厚0.1mmに対応
- 板端に近い穴の加工を高精度で実現
- 60％までの穴径が可能
- 高精度を確保するための独自の金型設計

◇使用例
- 電子部品の端子部分
- 精密接続部材
- 熱伝導部品
- 小型電気機器用パーツ

◇加工方法
当社では、アイダ製の200トンまでのプレス機を導入し、順送金型の内製により、安定した穴加工を実現しています。例えば、NC1-60プレス機では、精密な穴ピッチを維持するため、クリアランスを最適化してバリや変形を最小限に抑えます。また、画像測定機による検査も行い、高品質な製品を保証しています。

◇取組み
銅薄板の小径穴加工は、簡単な作業ではありません。特に板端に近い穴は、材料に負荷がかかりやすく、製品精度を損なうリスクが高いため、試行錯誤を重ねました。工程ごとに検査を行い、何度も金型を調整することで、安定した加工を可能にしました。これにより、顧客の厳しい要求にも応えられる体制が整っています。

◇まとめ
銅の薄板加工でお困りですか？有川製作所では、精密なプレス加工技術で薄板の小径穴加工にも対応しています。特殊な穴加工が求められる場合も、お気軽にご相談ください！

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株式会社有川製作所は、石川県金沢市に本社を構え、1960年の創業以来、高精度なプレス加工技術を磨き続けてきました。業界をリードする加工技術でお客様のニーズに応えます。

◆企業情報
株式会社有川製作所
[本社] 〒920-0022 石川県金沢市北安江1-8-3 アリックスビル2階
TEL：076-263-6225(代)　FAX：076-262-8723
[旭山工場] 〒929-0447 石川県河北郡津幡町旭山7 旭山工業団地
TEL：076-288-4710(代)　FAX：076-288-4711
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