- 循環合わせでもかじらない、バリが出ない高精度マシニング加工 -

【鋼材】FDAC(イオン窒化)

【材料寸法】幅150×長さ150×厚み50

【関連業界】自動車業界 / 空調業界 etc.

【設備】牧野フライス マシニンングセンタ V33i

今回ご紹介するのは、加工技術チームの愛情がたっぷりと注がれた金型部品です。
この金型で作られるのは、冷却ファン、わかりやすく言うと扇風機の羽みたいなものです。

この金型の難しいところは
・入れ子の加工
・金型入れ子同士の合わせ(勘合)
の2点です。

では、何故難しいのか。
ファンの羽を形成する部分というのは、製品部→合わせ→製品部→合わせ→製品部・・・と循環しており、無論反対側の入れ子もこのサイクルを持っていること。
また、きちんと等間隔で成形できないと、回転時に負荷が偏り、ファンを回すモータに負担を与えてしまいます。

つまり、 少しでもズレが生じると、成形品にバリが出たり、成形中に金型がかじる、組み立て後の製品に問題が発生しやすい、とてもデリケートな金型だと言うことが分かります。

しかし、納品後、この羽について微調整や修正の依頼等は未だなく、問題なくお使い頂けております。これも、設計チームと加工技術チームが事前に念入りに対策を練った賜物でございます。

高精度な加工技術/金型合わせを要する金型の作成をお考えの方は、是非一度弊社にお問い合わせください！

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